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朱子の学び姿勢

朱子学の普及により四書は儒教の代表的な存在になりました。

ちなみに朱子は19歳で科挙に合格しています。
しかし、実際に役人として活躍したのは10年もありません

ほとんどの人生を講義と著述に使いました。
科挙のための勉強ではなくではなく本当の学問をやりたかったということでしょう。
ちなみに晩年は権臣に憎まれたことで追放されてしまいました。

朱子は宇宙から人生に至るまで一貫した儒教哲学を体系化したことで知られています。
その体系を構築する上で最も重要な素材となったのが、易経と孟子です。
易経は宇宙論として彼の力説の根拠になりました。
つまり、万物の生成を陰陽という2つの気による働きとしながら、その根底に大局としての理があるとして理気二元論を唱えました。
また、孟子の性善説を宇宙論と人間論を結びつけるものとして位置づけました。

それにより修養論として評価しました。
孟子の思想は朱子学によって捉え直されたと言っても過言ではありません。
そのため朱子学の不可欠な柱となりました。
孟子を亜聖と称えるようになったのは朱子学の影響でした。

授業のような哲学もこのように自然哲学が背景にあるわけです。
様々な哲学がありますがその根底をなすものが自然哲学です。
占いなど見えない世界について知る上でも非常に重要です。
これがロジックとしてわかることによって、見えない世界のことを論理的に発信することができるようになります。
怪しまれないスピリチュアルそんな学びに興味のある人は是非一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。