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禅のあり方

禅は無言の教えを重視していました。

達磨の教えは優れた弟子たちによって脈々と継承されていきました。
六祖慧能の時に中国の南の地に根付いた六祖壇経は彼の説教を集大成にしたものです。
精神の成長の記録とも言えます。

中国の禅語録として、祖堂集、碧巌録、景徳伝灯録、五灯会録、無門関、指月録などが知られています。
いずれも優れた禅者たちの言葉です。

結局、禅とは何かということを説明したかったのでしょう。

分かったようで分からないのが禅問答だとされています。
禅者の態度や言葉は確かに戸惑いも多いです。
これらの記録に登場する者たちが語った境地というのも、ピンとこないものが少なくありません。

仏教での悟りとは、現世の苦悩から解放されて、自由の境地に達することです。

そのような境地には、ほど遠いかもしれませんが、禅というものは現代人が常にそこに立ち返ることを夢見ながら、容易に立ち返れない魂の故郷みたいなものを感じさせてくれるものです。

ただやり取りを聞いているだけでは、分かりにくい部分もあるのかもしれません。
しかし、禅というものは、とても身近な存在であるということが、あり方を知るとわかってくるような気がしますね。
分かりにくいものも身近に活かせるのだということが、伝われば何よりです。
見えない世界のことを学んでいきたいと思われる方は、ぜひ一緒に頑張りましょう。

これからも良い記事を書いていきます。