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2021年8月の記事一覧

スプレッドシートでVlookup関数(複数シートから検索)

スプレッドシートでVlookup関数(複数シートから検索)

Vlookup関数を用いる際、複数のシートを検索対象範囲としたい、というケースはよくあります。
ExcelだったらIFERROR関数を用いる方法があるようですが、シート数が多いとネストも深くなり難しいところです。

先日、Googleスプレッドシートのデータに於いてそのケースが生じた際に調べてみると、検索対象範囲の指定方法を変えることでVlookup関数を用いることができると知りました。
備忘録メ

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スプレッドシートでVlookup関数(水平方向にARRAYFORMULA関数を用いる)(その2)

スプレッドシートでVlookup関数(水平方向にARRAYFORMULA関数を用いる)(その2)

前回はスプレッドシートで水平方向にARRAYFORMULA関数を用い、Vlookup関数をシンプルに構成するTipsを記しました。

水平方向にARRAYFORMULA関数を用いる方法は目から鱗でした。
しかしながらここまで来たらもう少し欲張りたいところ。
さらに垂直方向に活用する、としたらどうでしょう。

下記のように、列Gに案件No.を入力することにより、列B-Eのデータを
Vlookup関数

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ノーコードツール(AppSheet)で温湿度環境見える化(温湿度+絶対湿度)IoTアプリを構築しました

ノーコードツール(AppSheet)で温湿度環境見える化(温湿度+絶対湿度)IoTアプリを構築しました

Googleが提供する、ノーコードツールのAppSheetでIoTアプリを作成しました。今回の開発を通じて、AppSheetでIoTアプリ開発をする場合のメリットデメリットや開発の際の注意点等もわかってきましたので今回の記事でまとめておきたいと思います。

想定読者・AppSheet等ノーコードツールでアプリ開発されている方、あるいはこれから開発しようと検討されている方。
・IoTのアプリ(プロト

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[GAS]splitメソッドを2回用いてURLからファイルIDを取得

[GAS]splitメソッドを2回用いてURLからファイルIDを取得

Google Apps Scriptでファイルを操作する場合、ファイルIDを用いることはよくあります。

ファイルIDはURLの「/d/」の後ろにある文字列を指します。

URLからファイルIDを取り出す際、splitを2回用いるという便利な方法を
私が所属しているコミュニティで教えて頂きました。ありがとうございました。
備忘録メモとして記します。

下記のような一覧があったとして、
列BのURL

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スプレッドシートでVlookup関数(水平方向にARRAYFORMULA関数を用いる)

スプレッドシートでVlookup関数(水平方向にARRAYFORMULA関数を用いる)

以下のデータがあったとして、
セルG3に案件No.を入力することにより、列B-Eのデータを
Vlookup関数でセルH3-K3に返したいとします。

第三引数をそれぞれ変更することにより実現できますが、

//セルH3に担当者を返す
=VLOOKUP(G3,A:E,2,0)

//セルI3に案件名を返す
=VLOOKUP(G3,A:E,3,0)

//セルJ3に都道府県を返す
=VLOOKUP(G

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[GAS]splitメソッドで名字を抽出

[GAS]splitメソッドで名字を抽出

フルネームから名字のみを抽出したい、ということはよくあります。
今回は私が所属しているコミュニティでやり方を教えて頂きました。
ありがとうございました。
今回はスプレッドシート、Google Apps Scriptでの処理を想定しています。

以下のデータがあるとして、

列Aにはフルネームがあります。
フルネームは名字と名前の間に全角スペースが入っています。
列Bに名字を返したい、とします。

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スプレッドシートでVlookup関数(下からというか逆からというか)

スプレッドシートでVlookup関数(下からというか逆からというか)

Vlookup関数は通常、最初の行から順に検索されます。
まれに「最終行から順に検索したい」というケースがあります。
ExcelだったらCOUNTIF関数を応用するなどの方法を用い実現できます。

先日、Googleスプレッドシートのデータに於いてそのケースが生じた際に調べてみると、SORT関数・ROW関数を利用することでさらにシンプルに実現することができると知りました。
備忘録メモとして記します

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スプレッドシートでVlookup関数(左というか逆というか)

スプレッドシートでVlookup関数(左というか逆というか)

Vlookup関数を用いる際、検索キーの列より左の列を検索対象範囲としたい、というケースはよくあります。
ExcelだったらINDEX関数とMATCH関数を組み合わせる方法が代表的かと思います。

先日、Googleスプレッドシートのデータに於いてそのケースが生じた際に調べてみると、検索対象範囲の指定方法を変えることでVlookup関数を用いることができると知りました。
備忘録メモとして記します。

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【GAS】Google Apps Script 活用事例 年間のカジュアル面談の件数を応募者ごとに数えるスクリプト

【GAS】Google Apps Script 活用事例 年間のカジュアル面談の件数を応募者ごとに数えるスクリプト

22卒の募集が充足につき終了し、年間の面談対応数を応募者ごとに算出してほしいという依頼がありました。内定受諾に至るまでの面談回数や内定後フォローが発生しているかを調べたかったようです。

内心、素手で数えるのは、100人以上いるのでやりたくないなぁーと思って、GASを駆使して何とか集計を完了することが出来ました。時間は掛かってしまったものの、手作業での集計よりは早く出来たかなと思います。多分...

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【GAS】Google Apps Script 活用事例 集計作業時に重宝する塗り潰し系スクリプト

【GAS】Google Apps Script 活用事例 集計作業時に重宝する塗り潰し系スクリプト

シート内の特定のキーワードを含む全てのセルを黄色で着色するスクリプト

function setSpecificWordsColor() { const spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); const sheet = spreadsheet.getSheetByName('2021集計'); const finder

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【GAS】Google Apps Script 活用事例 色分けされた列をグループ化して非表示にするスクリプト

【GAS】Google Apps Script 活用事例 色分けされた列をグループ化して非表示にするスクリプト



実務でこんな感じの表を作りました。左側にCOUNTIF等で算出した人数、右側に、応募者やフェーズごとの合格数を割って、割合を算出して採用数値を確認しています。

しかし、この表は算出数と割合までの列が離れていて、直感的に把握しづらいという構造的な欠陥を抱えています。例えば、書類選考関係の数値を見ている時に、1次選考や最終選考の情報(C列からF列)を一時的に非表示にしたいなと思うことが増えました

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【GAS】Google Apps Script 活用事例 採用イベントの参加者から応募があったら、シートにチェックするスクリプト

【GAS】Google Apps Script 活用事例 採用イベントの参加者から応募があったら、シートにチェックするスクリプト

イメージとしては、採用イベントに参加してくれた学生の名簿が既にあって、シート上の情報とGmaiAppで取得した学生名が一致するかをチェック、加えて、チェック欄が空白かどうかも確認して空白ならチェックをつけるみたいな感じです。

さらにHRMOSの自動通知メール(HTMLメール)から名前を正規表現で抽出します。

コード全文はこんな感じ/*** 23卒採用_プレエントリーのメールを抽出する* メール

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【GAS】Google Apps Script 活用事例 単一セル内から改行前のテキストを1行ずつ取り出すスクリプト

【GAS】Google Apps Script 活用事例 単一セル内から改行前のテキストを1行ずつ取り出すスクリプト



こ〜んな感じのA1のセル内のテキストを1行ずつ取り出したいと思ってスクリプトを書きました。さっと出ると便利ですね。

function getCellInfo() { const spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); const sheet = spreadsheet.getSheetByName('test'

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[QUERY関数]複数シートから参照

[QUERY関数]複数シートから参照

前回はスプレッドシートでVlookup関数を用いる際、複数のシートを検索対象範囲とするTipsを記しました。

QUERY関数でも複数のシートをデータ範囲としたい、というケースはよくあります。
同様の設定で実現できるでしょうか。確認してみます。

以下のデータがあるとします。
担当者aaa、bbb、cccと3シートに分かれています。
シートの構造は同一です。

別シート[QUERY]を用意します。

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