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フリーランスという生き方。大切なのは、本当に大切なのは・・・

こんにちは、テルです!

今回は、これからフリーランスを目指す方々が
フリーランスという生き方の理解に役立つことや
フリーランスとして生きるために大切なことを、
独立して5年目の僕の視点からまとめてみました。

・フリーランスって実際どんな感じなの?
・フリーランスになるメリット・デメリットは?
・フリーランスとして成功する秘訣はある?
・自分はフリーランスに向いている?

もし今、あなたがこんな疑問を持っているなら、
ぜひこのnoteを最後まで読み進めてみてください。

実際にフリーランスを選択した人が何を感じて
どのように生きているのか、ということが
わかってもらえるのではないかと思います^^

「フリーランス」って、どういう人?

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そもそもフリーランスとは、

特定の企業や団体と雇用関係をもたず
案件ごとに依頼主と契約を交わして
仕事をしている人

のことをいいます。

大人気ドラマ「ドクターX」を観ていた人は
イメージしやすいかもしれないですね。

米倉涼子さん演じる主人公の大門未知子も、
どこの病院にも属さずに手術をこなす
フリーランスの外科医でした。

このフリーランスという言葉の語源は、
中世ヨーロッパの傭兵制にあるのだそうです。

傭兵というのは、主君を持たず自由契約によって
王や貴族に雇われた騎士のこと。

彼らは自ら戦うことの意義を感じることができ、
その見返りとして納得のいく報酬を得られれば、
どんな君主の下でも槍を振るったといいます。

このことから、イギリスの人々は彼らのことを
主従関係や忠誠心に縛られず戦う騎士という意味で
「free (自由な) lance(槍)」と呼びました。

平和な現代社会に生きるフリーランスは槍を置き、
その代わりに自らの特技やスキルを武器として
様々な業界で活躍しています。

しかし、フリーランスという
言葉そのものが持つ意味や使われ方は、
中世の頃とほとんど変わっていないんですね。

こうしたルーツを知ることで、
僕はフリーランスという生き方に対して
より愛着を持てるようになりました。

誰にも何にもとらわれることなく
自分の人生を突き進む槍を持っているような、
そんな気持ちになれるんです・・・^^

フリーランスという生き方が選ばれる理由

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自分の能力をお金に換えて生計を立てるーー。
そんなフリーランスという生き方を選ぶ人は、
年々増加傾向にあるようです。

クラウドソーシングサイト「ランサーズ」が
2018年に実施した調査によれば、
日本国内のフリーランス人口は1,119万人。

2015年の調査と比較すると、
なんと22.6%も増加していることが
明らかになっています。

ーーなぜ今、フリーランスなのか?

その背景には、日本のサラリーマンを取り巻く
雇用環境の大きな変化があると考えられます。

日本ではこれまで長い間、
終身雇用・年功序列を前提に正社員として
雇用されるという働き方が主流でした。

各企業は「定年まで勤めてくれたら役職や賃金を
自動的に上げますよ」という仕組みを作ることで
優秀な人材を囲い込もうとしていたんですね。

しかし、令和という新たな時代の幕開けとともに、
経団連会長をはじめとする経済界の重鎮たちが
相次いで終身雇用制度の終焉を宣言。

最近では誰もが知るような大手企業が
シニア社員から早期退職者を募ったり、
退職金や企業年金を見直すケースも珍しくありません。

今や「正社員になりさえすれば一生安泰」
とは言えなくなりつつある
のです。

そんな新時代を生き抜くためには、

会社に依存せず自分の力で生きていけるように
より幸せな人生を切り拓くことができるように

自ら行動していかなくてはなりません。

先ほどご紹介した調査結果には、
そこに気付いた人たちの決意が
あらわれているのではないかと
僕は思っています。

フリーランスのメリット

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では、フリーランスという生き方を会社員と比較した場合、
どのようなメリットがあるでしょうか。

人によって色々な感じ方があると思いますが、
僕がメリットだと思うのは主に次の3つです。

①働く時間と場所を自由に決められる
②個人として認められる
③自分の実力や頑張りがお金に換算される

まず1つめは、
働く時間と場所を自由に決められること。

会社に出社する必要がないフリーランスは
就業時間に縛られることがなく、
いつでも自分のタイミングで仕事ができます。

さらに僕みたいなネットビジネスであれば、
パソコンとインターネットが使える環境なら
仕事をする場所も自由。

たとえば毎日お昼近くまでゆっくり寝てから
お気に入りのカフェで仕事をする

なんて働き方もアリなんですね。

仕事のスケジュールを自由に組めるぶん、
プライベートも充実します。

なかなか会えなかった友達と遊べるようになったり、
平日の空いている時にショッピングを楽しんだり。

自由な時間を満喫できるようになったことで、
変なストレスもたまりにくくなりました。

続いて2つめは、個人として認められること。

会社員時代は僕がどれだけ頑張って成果をあげても
チームや組織単位でしか評価されないことが多くて
よくモヤモヤした気分になったものですが、

フリーランスになってからは
良いも悪いもすべて僕個人に対する評価

おかげですごく張り合いがありますし、
モチベーションも常に高い状態でキープできています。

そして3つめは、
自分の実力や頑張りがお金に換算されること。

会社員は完全歩合制の仕事でもない限り、
成果が報酬にそのまま反映することは
ほぼないですよね。

たとえば自分の手柄で会社全体の収益が
一億円上がったとしても、
お給料が一億円になることはありません。

せいぜい半年や一年に一回、
数千円から数万円のベースアップがあるか
夏冬のボーナスに上乗せされるくらいです。

一方、フリーランスは、
毎月決まったお給料がなく安定性には欠けますが
収入は自分の実力や頑張り次第で青天井

やればやるほど報酬として自分に返ってきます。

だからこそ成果をとことん追求できるというのも、
フリーランスのおもしろさややりがいの一つだと
言えるのではないでしょうか。

フリーランスのデメリット

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フリーランスは会社員よりも自由度が高い一方で、
人によっては次のような点が
デメリットだと感じるかもしれません。

①スケジュール管理が難しい
②収入が一定ではない
③自宅にこもりがちになる

まず1つめは、
スケジュール管理が難しいこと。

特に複数のクライアントと契約していたり
単発の細かい仕事をたくさんこなす場合は、
日々のタスクを把握するだけでも大変です。

一つのタスクが予定外に長引いてしまったり
当然ほかのタスクにも影響が出てくるので、
最悪スケジュール全体が崩れてしまうことも。

それでもすべての仕事を期日までに
終えることができるならいいのですが、
終わらなければその瞬間に
クライアントからの評価は急降下します。

仕事をこなしたぶんだけ報酬として返ってくるのが
フリーランスのいいところですが、
スケジュールの詰め込みすぎや過信は禁物です。

続いて2つめは、収入が一定ではないこと。

会社員の場合は毎朝会社に行けば
何かしらやるべき作業がありますし、
毎月決まった日にはお給料が支払われます。

しかし、フリーランスの場合は
日々継続的に仕事があるとは限りませんし、
仕事がなければ当然お給料も入ってきません。

家族に自分以外の働き手がいるならまだいいですが、
そうでない人や一人暮らしの人は死活問題です。

とはいえ、メリットのところで触れたように、
会社員は安定した収入を得ることはできても
よほどの大出世でもしない限りは
収入額が大きく変わることはほぼありません。

一方、フリーランスの収入は一定ではないものの
自分の実力や頑張りが収入アップに直結しますし、
仕事の評価や実績はすべて個人の信頼に繋がります。

クライアントから信頼されるフリーランスは、
仕事も収入も途切れたりしません。

つまり自分の努力次第で安定を得ることも
可能だということです。

そして3つめは、自宅にこもりがちになること。

僕みたいにネットビジネスが主体の
フリーランスは特にそうなのですが、
ほとんどの仕事がパソコン一台で完結するため
自宅の外へ出ない日が多くなりがちです。

一人暮らしをしている場合だと、
気付いたら一日中誰とも会話しなかった・・・
なんて日もあるでしょう。

そんな日が続いてなんだか切ない、という時の
僕の解消法は自分と同じフリーランスが集まる
交流会やワークショップに参加することです。

人と話すだけで孤独感や寂しさがなくなりますし、
そこから人脈が広がって新しい情報を得られたり
仕事の機会をもらえることもあります。

このように、デメリットといっても
どうにもならないものばかりではなく、
考え方や行動によってはメリットに
変えることも可能
だったりするんです^^

自分はフリーランスに向いている?

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ご紹介したメリット・デメリットを踏まえると、
フリーランスという生き方は以下のような人に
向いていると言えるのではないでしょうか。

・自分のペースで仕事を進めたい人
・セルフマネジメントが得意な人
・不安定さを受け入れられる人

フリーランスは、良くも悪くもすべてが“自分次第“

会社と違って就業規則もなければ
あれこれ指示を出す人もいないので、
1日の作業時間や作業内容などを
自分で決めて行動することができます。

やる・やらないの選択も自由ですし、
何も手をつけずに数日過ごしたとしても
誰かに叱られるわけではありません。

しかし、スケジュール調整が甘いと
約束していた納期に間に合わなかったりして、
クライアントの信頼を損なってしまう可能性も。

その結果は自分自身に対する評価や
収入に影響してきますし、
どうなろうと誰も助けてはくれません。

予期せぬ失敗を防ぐためには、
日々のタスクや心身のコンディションを
自分できちんと管理できること
が大切です。

また、フリーランスの場合はクライアントによって
仕事内容や得られる報酬額が違ってきます。

極端な話をすれば「先月は50万円稼げたけれど、
今月は10万円も稼げないかもしれない・・・」
なんてこともあるわけです。

そうした変化に振り回されず柔軟に対応できる、
むしろ流動的で不安定な日常を楽しめるくらいの
気持ちの余裕
というのも必要でしょう。

ちなみに僕自身はどうかというと、
セルフマネジメントが得意ではありませんでした。

独立したての頃はついつい背伸びをして
あれもこれもやろうとしすぎたり
できると思い込んでいたり・・・。

なので今は「Trello」などのツールを活用して、
タスクを可視化できるようにしています。

これからフリーランスを目指すあなたも、
苦手なところがあれば今のうちから意識して
対策できそうなところはしておきましょう!

フリーランスになるにはどうすればいいの?

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では、実際にフリーランスになると決めたら
どうすればいいのでしょうか。

フリーランスになるために特別な手続きは必要なく、
自分で「フリーランスです!」と名乗るだけ
誰でもその瞬間からフリーランスになれます。

税務署に「開業届」という書類を提出することで
フリーランスであることを公的に証明できますが、
絶対に提出しなくてはいけない、という決まりが
あるわけではありません。

ただし、事前に開業届を提出しておくと、
税金面で様々な優遇を受けられる「青色申告」で
確定申告を行うことができる
ようになります。

具体的にどういった優遇制度があるかというと、

・最高65万円の特別控除を受けられる
・赤字になった場合は3年間繰り越しできる
・PCなど30万円未満の備品を一括で経費にできる
・家賃や光熱費の一部を経費にできる 

・・・などなど。

フリーランスとして生計を立てるためには、
“どれだけ収入を増やすか“だけでなく
“税金の支払いをいかに抑えるか“
考えることも大切。

青色申告者はもれなく特別控除が適用されるうえに
特例によって認めてもらえる経費もあって、
高い節税効果が得られるんです。

また、開業届を提出する際は、
あわせて「屋号」を決めることができます。
会社やお店に名前をつけるのと同じですね。

屋号についても必ず決めなくては
ならないものではないのですが、
僕は決めたほうがいいって思っています。

なぜなら、屋号を持つことで
業務面はもちろん気持ちの面でも
ビジネスとプライベートの境目を
はっきり区別できるようになる
から。

「公私混同を避ける」というのは、
仕事に対する熱意や責任感を失わないために
すごく大事なことなんです。

そんなわけで、フリーランスになると決めたら
まずは第一歩として開業届を提出しましょう。
あなた自身の“けじめ“にもなると思いますよ。

面倒なことをするように思うかもしれませんが、
手続きそのものはそんなに大変ではありません^^

フリーランスを考えるあなたに伝えたい、
本当に大切なこと

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それでは最後に、
実際にフリーランスという生き方を選んだ僕から
これからフリーランスとして生きていくあなたに
“本当に大切なこと“をお伝えしたいと思います。

今でこそ自分から堂々と
フリーランスを名乗っている僕ですが、

会社員時代は今の僕と同じような
働き方をしている人に対して
こんなふうに思っていました。

「なんか胡散臭いことしてるんじゃないの?」
「そんな働き方でちゃんと稼げてるの?」
「もっとまともな仕事をすればいいのに」

平日の真っ昼間からスタバでコーヒー片手に
パソコンを開いて仕事らしきことをしているーー。

そういう人たちの姿を見かけるたびに
無条件で“怪しい人“認定してたんです(笑)

もちろん自分が脱サラを経験することになるなんて、
当時はこれっぽっちも思っていなかったですね。

フリーランスとして生きていこうと決めた時、
家族や友人達は以前の僕が思っていたことを
そっくりそのまま僕に向かって言いました。

僕の将来を案じるがゆえの
意見だということは理解していますし、
伝えてくれたことにも感謝しています。

でも、もし彼らの言うとおりにしていたら、
今みたいに充実した日々を過ごすことは
一生できなかった
のではないかと思うんです。

ワークスタイルの多様化が進んでいるとはいえ、
日本ではまだフリーランスという働き方が
世間一般に広く認められているとは言えません。

“正社員こそ最強説“が根強くある社会ですから、
以前の僕みたいにフリーランスに対して
否定的な人も少なくないでしょう。

今も日本人には右倣えの文化がしみついていて、
周囲と同じことをしていると安心できるし
違うことをしようとすると不安になりがちです。

しかし、世間体や他人の顔色ばかり気にしていると、
やがて自分らしさを見失ってしまいます。

みんながそうしているから。
変わり者扱いされたくないから。
認めてもらいたいから。

そういう気持ちが動機になっていると
自分が望んでいる生き方は選べないし、
やがてどこかでズレが生じて
うまくいかなくなったりします。

フリーランスとして生きるために大切なのは、
決してブレることのない軸を自分の中に持つこと。

会社員の雇用環境が大きく変化し、
一人一人に働き方や生き方の見直しが
求められている今この時代だからこそ、

自分の心の声にしっかり耳を傾けて
“こうしたい“と思うことを軸にして
行動してください。

はじめにお伝えしたように、
フリーランス(freelance)は“自由な槍“

誰にも何にも縛られずに
自分の人生を迷いなくまっすぐ貫く、
そんな槍のような生き方ができるんです。

・これから何をしたいのか。
・どういうスタイルで働きたいのか。
・どのように生きていきたいのか。

そうやって自分を軸にして決めたことは
ちょっとしたことで心揺れたりしないし、
簡単に諦めたりもしません。

そして、継続したことは確実に
成長や成果につながっていきます。

あなたもまずは自分の絶対軸を持つことから
スタートしてみてくださいね^^

まとめ

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さて、いかがでしたでしょうか??

今回はフリーランスという生き方を目指すにあたって
理解しておくべきことや大事にすべき考え方を
現役フリーランスの僕の視点からお話しました。

ちょっと長くなってしましたが、

「フリーランスってこういう生き方なんだ!」
「こんな生き方もありなんだ!」
「自分もそうなりたい!」

ということがお伝えできていたら嬉しく思います。

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それでは今日はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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