大学生が力説する「音読」の効果
先週金曜日(6/11)に
大人のエール「オンライン質問会」を開催しました。
今回は、大学生の学習アドバイザーが質問に答える、とあって、
参加した方の多くは子どもを持つ親御さんでした。
事前にいただいた質問に、4人の学習アドバイザーが回答しました。
「緊張します」という彼らに、私が伝えたことは2点だけです。
『正しい答えを言おうとしなくてもいい。エールの宣伝もしなくていい』
『目の前の人に敬意を持ち、一生懸命に考えて、自分の言葉で答えてください』
定刻の19時に質問会がはじまると、
大学生たちはやや緊張した面持ちでしたが、
参加した方々が温かく耳を傾けてくださったので、
学生たちも伸び伸びと、自分の意見を話してくれました。
いただいた質問はこんな感じです。
<親の関わり>
・自分で決めた事を守っていないときや、ゲームなど自分の好きな事をするために課題を雑にこなしているときなど、親としてどう関わっていくか迷っています。
<勉強法>
「自主勉強」という課題があります。何を勉強しようかと考えて、それで時間がかかってしまうことが多いです。どのように自主勉に取り組めば良いでしょうか。
・音読の宿題は毎日ありますが、音読を続ける事の大切さを改めて知りたいです。
<小中学校での経験>
・学ぶ事を好きになった経験やきっかけを教えてください。
・小中学生のときにやっておいて良かった(またはやっておけば良かった)と思っている事があれば教えてください。
などなど、
上記の質問の中で、
大学生たちが最も力説したのは、
「音読の大切さ」でした。
ちゃんと机に向かっているのに成績が上がらない、という場合、
いろんな理由があると思いますが、
その1つに「作業」になっていることが挙げられます。
いわゆる、目で追っただけ、手で書いただけの勉強になっているということ。
大学生たちは、それぞれの言葉や、自分たちの経験を交えながら、
インプットとアウトプットが同時にできる音読の効果を
力説したのです。
読む、話す、聞く。
音読には、これらの一連の流れがあり、
文章を声に出して読む、というだけで、
作業から『脳を通過した学習』に変わるんです!
大学生たちが懸念するのは、
数学ができないわけじゃないのに、文章題になると諦める子がいること。
「この問題がわかりません」と尋ねてくる場合、
そのほとんどが、数学がわからないのではなく、
文章の意味がわかっていない。というのです。
もしくは、文字を目で追っただけで、深く理解しようともせずに
「よくわかりません」と解答解説を求めてしまう。と。
中学の数学は関係性を示す教科ですから、
文章から、どれとどれに、どんな関係が成り立っているのかを読み取り、
図や式で表せないと解くことができません。
その度に、学習アドバイザーは「声に出して読んでみて」というそうです。
ちなみに、読解力の質問も盛り上がりました。
読解力の基礎は「読書」です。
やっぱりね。。。と思うかもしれませんが、
大学生の1人は「ぜひ〝あとがき〟まで読んでください」と熱弁していました。
文才のある作者が
本書とは違った視点で、しかもユニークにその思いを綴っている。
本書では語られなかった裏話などもあり、
実は、作者の文才の見せ所は「あとがき」にある!
語彙力を高めたいならぜひあとがきを読んでほしい!
とのことでした。
次に盛り上がった
「親の関わり」については、後日、まとめたいと思います。
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