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心を動かすなら、リーダーの言葉は「書く」ではなく、「描く」。

4月23日の中部経済新聞に
学習支援塾エールの新事業が取り上げられました。

掲載前日に電話で「明日掲載です」と連絡がありまして、
記事内容も確認しなかったので、

こんなにも大きく掲載されるとは思わず、
とても驚きました。

それだけではなく、
この記事はYahoo!ニュースにも転載されて
さらにさらに驚きました。

実は、、、
掲載には裏話があります。

エールが地域の企業とコラボレーションして
お金の勉強をするイベント(マネジメントゲーム)を実施することになり、

その告知をしてもらいたくて

知人を通じて、地元新聞社2社に問い合わせました。


そのうちの1社が、
取材に来てくださいまして、

「まずは会社のことを教えてください」と言われましたので、

私の子育ての失敗から学習塾を作ろうとしたこと。
その時、無謀にも原田先生に「原田メソッドを使わせて欲しい」と懇願したこと。
開校当時は教室がなく、3カ所の公民館を転々としながら運営したこと。
コロナになってすぐにオンラインに切り替えて、1日も授業を休まなかったこと。

でも、オンライン授業では
エールの良さを発揮できないと悩んだこと。

そこで、エールノートのオンライン化に踏み切ったこと。

などなど、
エール開設から約3年間の出来事を、徒然とお話ししました。


もちろん、当初掲載依頼したイベントの話もしました。


しかし、
掲載された記事には、

新事業『エールノートclassroom』が大きく紹介されていたのです。

びっくりしました。
そして、とても嬉しかったです。

この記事を見て、改めて思ったことがあります。

『長所発揮』


エールの認知度を上げようと、
地域教育への貢献を考え、子ども向けのお金の勉強会を企画しました。
大盛況でした。またやろうと思っています。

しかし、
私たちの本当の魅力は。
周りのみなさんが「いいね!」と思ってくださるのは。

ずっとずっとブレずにやり続けてきたことだったんです。


エールの3年間を語る時、
記者は、のめり込んで聞いてくれました。
私の言葉やストーリーに共感していただけたのです。





私は長年、コピーライターとして仕事をしてきて、
たくさんの経営者(リーダー)の言葉を綴ってきました。
私の理念は『言葉の実現力』です。

文章というのは、
書いた瞬間に「過去」になる、と、私は感じています。
つまり「事実を伝える」ということは
「過去の記述」なのです。


しかし、コピーライターの文章は違います。

未来を描いています。


経営者は
「売り上げをあげたい」
「認知度を高めたい」
「いい人材が欲しい」と
広告やPRに、そんな願いを込めています。

だから、多くの人は
「商品の魅力」や「会社の紹介」を言葉にします。

しかし、
それだけでは、人の心はあまり動きません。

なぜなら、
それも「事実(過去)」だからです。


事実が「過去」?
「現在」なのでは?と
思うかもしれませんね。

ところが、時は恐ろしいくらいガンガンと流れています。

そんな中で、
「現在」は、言葉として留めた瞬間に
「過去」になってしまうのです。

リーダーには、ぜひその感覚を知っていただきたいです。


人が心を動かすのは
「未来」です。

ここで言う「未来」とは、
これから訪れる近い将来、だけではありません。

・相手にイメージさせること。
・感情のコントロールができること。


いわゆる
前へと動き出すことを
指します。

例えば、
知人のSNS投稿を読んで、
「いいね!」と瞬間的に思うときは、
情景が目の前に広がるように見えてきて、
期待してなかった感情が湧き上がる時です。

心が動けば、
行動が促されます。


わかっているけど
それはプロだからできるんでしょ。と
思われる方のために、

明日からできる「未来文章」の3つのコツをお伝えします。


・・・・・・・・

1、読者が、読んだ後にどんな感情になって欲しいかを考える。
読み終えた時の読者の感情を「着地点」としてください。
「元気になった」「悲しくなった」など、読者の感情を意識すると、言葉が整い、着地に向けて動き出します。

2、「感情」や「気持ち」を表す言葉をふんだんに加える。
読んだ人が「いいね!」と思うのは、その文章に共感するからです。
共感=気持ちが重なり合う、ということなので、「気持ちが重なる」機会をたくさん設けてください。

3、事実を丁寧に伝える。
とはいえ、感情や気持ちばかり伝えても、何のことかさっぱりわかりません。
出来事や商品情報、スペックなどはわかりやすく簡潔に、そして丁寧に伝えてください。

・・・・・・・・

明日からできる、としつつも
なかなかハードルが高いです(w
言葉を磨くことはコツコツとした積み重ねです。
明日から意識する。くらいからスタートしてみてください。



未来は、目に見えません。

事実として「書く」ことはできない。

だからこそ、
リーダーの言葉は、
「書く」ではなく、
「描く」であってほしい
と思うのです。


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私が代表を務める
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よろしくお願いいたします。

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