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#330 退職する(2度目)

 退職することが決まったおうるです。
 社会人になってからの退職は2度目です。

 耐えられなくなった。

 今の仕事は就きたいと思い込んで就いた仕事です。

 教員を辞めるときに元バイト先の今の職場に連絡して、バイトとして雇ってもらいました。そして、今年の3月に正社員に登用してもらいました。

 今のお仕事はひっちゃかめっちゃかで、毎日なにしてるのかわからなかったです。終わった実感もなければ、知らないところでミスしてたり。

 ミスしたらしいとのことを知って初めてその業務の存在に気づくなんてのも多々。

 いつしか自分のことを"ポンコツ"と呼ぶようになりました。

 周りにも文句を言われ、上司にも蔑まれ、自分ですら自分のことを蔑むようになってしまったこの職場に、僕はもう耐えられなくなってしまったのです。

 上司は良い人ですがタフなので、共感性はなかったです。
 尊敬はしていましたが、いろいろあってそれも無くなりました。

 周りの人はできるけれど。

 僕の周りの同僚たちもだいたい同じように今年入社してきた人たちばかりですが、僕よりはみなさん経験があって、仕事はこなせているような感じでした。

 みなさんそれぞれたくさん経験して今があるんだなぁと思いつつ、何もできない自分が浮き彫りになっていました。

 ただ消耗する毎日。

 潰れ切る前にストップをかけるように7月いっぱい休職しました。

 そこで僕がやりたいこと(ラブグラフ)に出会うんです。9月にラブグラフキャンプがあるということですぐ申し込みました。

 写真を学びながらの日々は楽しいものでした。今も楽しんでいます。

 キャンプを終えてその流れでラブグラファーコースへ入会。日々の苦しさから逃げるようにして、写真にのめり込みました。

 上手くいかなくなってきた。

 10月まではごまかしごまかしやれていたのですが、11月から歯車が外れ始めました。

 11月は撮影予定が3件入っていたはずでした。撮れたのは1件。

 しょうがないことではあるのですが、被写体さんの都合で延期延期でした。

 あるはずだった楽しみが急になくなる。そしたらどう日々を乗り越えればいいのかわからんくなってしまいました。

 多分、写真のことをやっている時はすこしずつでも進んでいるという感覚があって、自己有用感が満たされていたんだと思います。僕が撮ったアルバムで被写体さんが喜んでくれるのも、僕がここにいて意味があるという自信になっていました。

 そしてなにより、被写体さんが幸せそうなのをファインダー越しに見ていて僕も幸せを受け取っていたんです。

 それがなくなってしまった11月はかなりしんどかったです。

 寒さと共に襲ううつ。

 僕が一番好きな秋が足早に過ぎ去って、一気に冷え込みました。雨の日もしばしば。なんだか気分まで憂鬱に。

 病は気からというが本当にそうだ。

 気が滅入ってしまった。ひどいもんで全然いつも通りの時間に出社できない。体が動かなくて、嚥下がひどいのだ。なんなら吐いてる。

 それでも鞭打って仕事に行くのだが、ほぼうわのそら。こんな人間が出社しても迷惑だろうと思えるくらいに。

 そして仕事を休んだ。気休めだったがないよりはマシだった。

 次の日、ミーティングが行われた。だいたいは僕が仕事できていないことに対する非難であった。みんなもフラストレーションが溜まっていたのだ。そりゃ当然だ。

 ひどい気分だった。

 数日後、会社へ行けなくなった。

 完全に気持ちが切れてしまった。これはもうだめだと数日後の出社日に退職願を書いて持っていった。

 都合よく上司から呼び出され、近くのスタバへ。

 紆余曲折あったが、退職願を出し、それが受理され、退職できることになっている。

 本音は年末まで頑張って辞めたかったが、どうにも気持ちが沈む一方で、うつの状態に戻りそう(戻りつつある)ので、年末を待たずに辞めることにした。ボーナス欲しかったなぁ。

 今月かなり仕事をしていない。

 来月の収入が不安なところだが、実は密かに進めていた転職活動が絶妙に間に合っていた。

 年末からグランピングの施設で働き始める。

 これは僕がやりたいと思って選んだ仕事だ。カメラとの両立もしつつ、ホスピタリティーを学べる環境に身を置きたかったんです。

 ましてやソロキャンにハマりつつあって、グランピングは高くて手が出ないけど興味があったんです。

 気になっていた施設の求人が出ていて、すぐに問い合わせてしまった自分がいました。退職も何も決まっていないのに。

 自分の状況を話し、とりあえず面談ができればと言っていただけたのが本当にありがたかった。正直ダメかと思ってました。

 同時に物件も探しました。実家からは遠くなってしまうので、一人暮らしを始めるには良いチャンスかと思って。

 激安物件を見つけ、面接と同じ日に内見。部屋は僕が住むには必要十分でした。

 ミニマルな生活の思考も手に入れ、夢にも近づいていて、実行に移せている。

 2023年はとっても楽しくなりそうです。
 みなさんともまた交流の機会が増えそうなのでよろしくたのんます。

 ワクワクした生活まであと少し。
 おしまい。

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