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発明に挑戦Ⅰ 自然空調システム

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2022年に取得した特許発明の開発ストーリーでする。
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記事一覧

#1 世界を変える(かもしれない)発明

すべての発明には世界を変える可能性がある。 今まで世界を変えてきた技術も始めは他愛もない…

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#2 はじまりはインドから

発想の起源をさかのぼると今から25年ほども前のこと。 当時私はしばしばインド南部(アンドラ…

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#3 冷たい素焼きの壺の水

インドの農村でおしえてもらった、同じ水を素焼きの壺に入れておくと味も温度も変わるのはなぜ…

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#4 電気を使わない冷蔵庫!?

素焼きの陶器壺に入った水は冷たくなる・・・この疑問は後に見たあるネットで見た動画により氷…

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#5 魔法の白い粒

・・・といっても何か怪しい薬物ではない。 その粒はこちら 近くのホームセンターをうろうろ…

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#6 最初の試作品

考えたのは二重ポット式冷蔵庫を建築で実現すること。 パーライトなら断熱材のように使えるは…

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#7 問題の原因を考える

さて、初めての試作品がうまく機能しなかったのはなぜだろう。試作品は原理的には二重ポット式冷蔵庫と大きくは変わらない。実際パーライトをザルに入れて片方に水をかけて両方の温度を測ると水をかけたもののほうが3~4℃は温度が下がる。 大きな違いは、素焼きの壺の代わりに木材を使っていること。木材は陶器に比べると明らかに断熱性があるので、冷却部が冷えたとしても中には伝わりにくいはずだ。それから木は空気もあまり通さないだろう。 ならば・・・次の2つの方法で問題は解決されるはずだ。 ①

#8 大発明!?「スウェット・ハウス」

考案したのは次のような家の構造。 まず屋根裏を密閉して壁内部の空間と繋げる。 黙っていても…

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#9 「スウェットハウス」の製作

いよいよスウェットハウスの制作に入る。時は2020年、コロナ禍の真っ只中のことだ。どのみち自…

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#10 スウェットハウスの効果

完成したスウェットハウス、早速試してみた。 ペットボトルでパーライトに水を含ませて屋根裏…

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#11 これは日本語ではない

さて、「スウェットハウス」の仕組みがすでに世界にあれば、当選の事ながら特許の取得はできな…

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#12 発明協会に相談に行ってみた

なんとか自分ではものの、特許の明細を書くのは相当難しそうだ・・・。 今や知財の発掘・活用…

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#13 「弁理士さん」を探す

素人の申請でせっかくの発明が台無しになったら元も子もない やはり「餅は餅屋」だ 知財や特許…

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#14 先行発明が見つかる!?

特許事務所によっても違うが、特許を取得する手順は大体次のようなものだ。まず、同様の特許(先行技術)がすでに存在するか、簡易調査がおこなわれる。 調査の観点は次の2点だ ①国内だけではなく、世界に一つでも先行する発明があれば、特許を取ることはできない(新規性)。 ②それからその発明が人類の進歩発展に貢献するものでなければ特許を取ることはできない(進歩性)。 このうち、特に問題となるのが「新規性」だ。進歩性はすぐには役立たずとも、いつかは役立つかも知れないという理由を付けるの