白饅頭日誌：9月28日「２時間ちょっとのエクソダス」

　つい先日、noteでとても面白い記事を読んだ。

　35歳で石川県から東京に移り住んだMiyuさんという女性の手記である。

　なぜ故郷を離れて上京したのか、そのとき感じた故郷と東京の違いはなにか、さまざまな想いがありのまま綴られていた。

2022年8月18日。わたしは35年過ごした故郷の石川県を離れて上京した。

リモートワークになったことにより、東京を脱出して地方移住したというのはよくある話だが、その逆の話についてはあまり体験談やブログがない。

あれから一年が経ったので、30代で上京するまでの経緯から、一年を東京で過ごしてみて現在思うことまで、さまざまなことを思い出しながら綴っていこうと思う。　

Miyu『「今更」という呪いを捨てて、35歳で上京した話。』（20233年8月18日）より引用
https://note.com/miyukii_note/n/nccb4827cf30a

　Miyuさんが綴ったこの率直な感覚は、おそらくMiyuさんだけではなく、北陸地方をはじめ日本海側の町に暮らす女性たちにはそれなりに共感を呼ぶだろうし、実際に東京や大阪といった太平洋側の都会に移住した人の動機とも重なる部分が少なからずあるのではないだろうか。