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FXエバンジェリスト遠藤寿保のマーケット解説

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前日のドル円動向をわかりやすく解説 相場観や本日の戦略を紹介
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2022年12月の記事一覧

日銀は量的緩和政策修正、実質利上げとなり、ドル円は130円台まで下落。

日銀は量的緩和政策修正、実質利上げとなり、ドル円は130円台まで下落。

【12/20相場概況】
ドル円は東京時間、日銀の金融政策決定会合では、長短金利操作の運用に関して、長期金利の許容変動幅を従来の「±0.25%程度」から「±0.5%程度」に拡大すると発表。ドル円は137.47円台から132.68円台まで5円近く暴落。
欧州時間、黒田日銀総裁の定例記者会見では、長期金利の許容変動幅拡大は利上げではなく、緩和策の出口でもないことを何度も強調。政策の枠組みを見直すことや出

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日銀ショックが一旦落ち着き、ドル円は132円台まで買戻しが先行。

日銀ショックが一旦落ち着き、ドル円は132円台まで買戻しが先行。

【12/21相場概況】
ドル円は東京時間、前日の日銀ショックが一旦落ち着き、時間外の米10年債利回りの上昇もあり買戻しが先行し、132円台まで上昇。欧州時間、一時131.50円前後まで下押しとなるが、その後は下げ渋り。NY時間、132.52円まで上昇となるが、戻り売り意欲も強く131.80円前後まで下落。その後、米10年債利回りの上昇などもあり132円台まで買い戻された。

【12/22相場観】

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米GDP・個人消費・コアPCEが予想を上振れるが、ドル円伸びきれず。

米GDP・個人消費・コアPCEが予想を上振れるが、ドル円伸びきれず。

【12/22相場概況】
東京時間、ドル円は日銀ショックは落ち着くものの実需の売り観測などもあり131.63円まで下落。欧州時間、ドル円は底堅く対欧州通貨でドル高となり132円台を回復。NY時間、7-9月期米国内総生産(GDP)確定値が上方修正、個人消費やコアPCEが予想を上振れると米10年債利回りの上昇とともに132.71円まで上昇。しかし、米10年債利回りが低下・NYダウ平均が軟調となるとクロス

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ドル円133円台まで上昇となるが、米ミシガン大期待インフレ率低下を受け反落。

ドル円133円台まで上昇となるが、米ミシガン大期待インフレ率低下を受け反落。

【12/23相場概況】
東京時間、ドル円は一時132.14円まで下押しとなったが、仲値で本邦実需の買い観測や時間外の米10年債利回りの上昇を受け132.81円まで上昇。欧州時間、欧州通貨高によるドル売りでドル円は伸び悩み。NY時間、米10年債利回りの上昇を受け、ドル円は133.14円まで上昇。しかし、米ミシガン大の1年期待インフレ率が2021年6月以来の低水準となると、買いが一服となり132.76

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休場明け、米長期金利上昇を受けドル円3日続伸。

休場明け、米長期金利上昇を受けドル円3日続伸。

【12/27相場概況】
東京時間、時間外の米10年債利回りの低下を受け132.63円まで下押しとなるが仲値で実需の買い観測で133円台を回復。その後は方向感なく133円台前半で推移。欧州時間に入ると、円売り・ドル買いが先行。NY時間、米10年債利回りの上昇をきっかけにドル円は133.59円まで上昇。11月米卸売在庫・10月米ケース・シラー住宅価格指数が予想を上振れた事もドル円をサポート。

【12

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ドル円、2022年の振り返りと2023年は

ドル円、2022年の振り返りと2023年は

こんにちは、FXエバンジェリストの遠藤です。

今年も残すところ3営業日となりました。激動の2022年は過去にないハイボラティリティーな年となりました。そこで、2022年中心に振り返ってみたいと思います。

2020年~
2020年といえば、トランプ米大統領による米中対立が激化する中、20年3月には、新型コロナウィルス(パンデミック)が世界経済に大打撃を与えます。そして2020年11月の米大統領中

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