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【私の創作人生】その7(最終回)

はじめてましての方に

こんにちは。神崎と申します。
趣味でファンタジー小説を書いていて、2025年5月11日の「文学フリマ東京40」に出店を予定しています。
この一週間は私の創作人生について連載してきましたが、最終回となりました。

両親の「生い立ちの記」を書き、それを私家本として出すことになって、編集の方と話をしたり、父とも改めてたくさん話す機会があって、めちゃくちゃ充実した時間を過ごしています。
私に創作の楽しみを教えてくれた父も年を取り、本は相変わらず好きだけれど、たくさんは読めなくなっているようです。「ゆっくりしか読めないし、頭に入らないから何度もページを戻るし、嫌になっちゃうよ」と言いながら、愛しそうに本の表紙を撫でる父を見ていると、今、本を作ろうって言って良かったなと思います。来年の春までは元気でいてね、パパ!(いやそれからもなるべく元気でいておくれ)

親が年老いたことに気づいて振り返れば、うちの子供たちもいつの間にか大きくなっておりました。末っ子も中学に入ったし、上の子は大学生で家を出ていき、2人めも何とか高校卒業できれば行き先がありそうです。
そして私は、ついに子供たちから手が離れたと、気がついたのでした(まだ末っ子にはちょっと手がかかるし、真ん中も高校卒業確定するまでどっきどきだけどね)。
私は、私自身のために使える時間が増えている……?
今こそ、自分のために本を作るときじゃないのか。
私の作品。
あれ、今こそ完成させられるかも。
改稿しようと寝かせてあった材料はある。
まとまらないながらも、いろんなことを考えてきた。
メモ、原稿データ、たくさんのファイル。
たまに夢を見ては外伝的短編も書いてきた。
本編も、今なら。

そうして私は改稿に着手しました。
改稿作業は……何故かものすごく、あっさりと、自分でも驚くほどの早さで、終わりました。
終えた時は「え、あれ? 終わった? は???」って目が点になったくらいでした。

あんなに悩んで、どうしたらいいんだってなって、二つのお話に分けようかなとか、大好きなキャラクターを本筋に関係ないから削ろうかなとか、いやいややっぱり削りたくないとか、でも長すぎるからなんとかしなくちゃとか、いーや長くてもいいんじゃないかなとか……めちゃくちゃ考えて、右往左往して、苦しくて、上手くいかなくて、七転八倒してたのに。
こんなあっさり改稿できちゃった。
なんだったんだよあの時間は。
???
……いや多分、あの時間があったから出来たんでしょう。
あとはタイミングだけだったんですね。
今がその時だったんだ。

そう、今なら。
書き上げられた。改稿できた。親の本を作ることで本作りの熱意が再燃した。子ども達も大きくなって時間もできてきた。私は私の本を作ることが出来るんだ。
小学生のころ図書室で(あるいは中学の図書館で)手に取ってはワクワク読んだあの本たちみたいのが作れる。
大好きな装丁にして、新しい冒険の本として、手に取れる!
私は、あの頃の私に、読みたかった本を渡せるんだ!!

ふと、2022年に、コロナ禍がようやく少し落ち着きを取り戻したころに一般来場者として参加した文学フリマを思い出しました。
本を、作ったら、文学フリマで、売る……?
私が好きな本、他にも好きな人、いるかもしれない?
まさかねー!
……いや、いなくてもいいじゃんか。
売れなくてもいいよ。
「ねえ見て。こんなの作ったの。私これ好きなの。どう、素敵じゃない? 高くついたけど、大好きだからお金かけて作ったんだぜ」って見せられれば……最高じゃん。

文学フリマ……出るか!

こんな経緯で、私は本編を書き上げて、本にすることにしたのでした。
もちろん、tanuには連絡しました。
この辺は今さらnoteを始めた理由という記事に詳細を書いています。
tanuはまだまだ忙しく、私のようにタイミングが来てはいないだろうと思っていたのですが、予想を裏切り、「かんちゃんがやろうと決めたなら、私もやる」という言葉をもらってびっくりするやら嬉しいやら。
じゃあもう逃がしませんw

そして伝説に……なるのか?

25年間、「娘」として生きてきました。
それから21年、「妻」や「母」として生きてきました。
でもよく考えたら、16歳で「神崎」になった私は、もう30年も「神崎」として生きているんです。最長! 神崎が一番長い!(活動してない時期が長すぎるけどそれは言わないお約束☆)
そして今からまた何十年か「神崎」として活動できる。
そんな風に考えたらワクワクしかありません。
やりましょう。
やろう。
やるっきゃない。
うひひひ、楽しみだな~。
人生は、楽しんだ者勝ちです。
そして、人生は何があるか分かりません。
まだまだ続くかもしれないけど、明日死ぬかもしれない。
私は後悔したくないのです。
恥ずかしいとか上手くできないとか私なんかとか色々考えるネガティブな性格なのですが、そんなものに足を引っ張られている時間はないかもしれないでしょ?
だったらもうこの際、全部かなぐり捨てて、楽しんでいきます。
思いっきりいこう。
私の創作人生は、まだまだここからです!

長い文章になりましたが、お読みいただいた方、どうもありがとうございました。^^
次回からはまたなんか別のことを書きますね。
何がいいですかね~。
創作の仕方とかについて書きますかね? まあしばらく忙しいのもあるんですよ。両親の本の打ち合わせとか。父の仕事も手伝っているので出張も付き添いで行くし。まあ、休み休みいきましょうかね。無理なくね。

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神崎 旭@文学フリマ東京40出店します
私の活動を応援していただければ幸いです。いただいたサポートは作品作りに活かします!

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