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#348 学び方の得意と学ぶ領域の得意

学校では、子どもに「学び方の得意」と「学ぶ領域の得意」に気づかせることが大切だ。

学び方の得意に気づかせるには、学び方を一律にしてはいけない。

一斉指導により、決まった時間内で、決まった場所で、決まった方法で、全員で学ぶのはNGである。

学び方の得意に気づかせるためには、自分で学び方を選ばせるしかない。

自分なりのペースで、自分の好きな場所で、自分の学びたい内容の順番を考え、したい方法で学ぶことが大切だ。

これを実現するのが、「単元内自由進度学習」である。

到達のゴールだけ揃え、あとは子どもに自由にさせる。

そうすることで、子どもは自分の「学び方の得意」に気づくことができ、これからの学習にも活かすことができる。

もう一つは、「学ぶ領域の得意」である。

学ぶ領域の得意に気づかせるには、学ぶ内容までも子どもに任せるしかない。

「単元内自由進度学習」は学ぶ内容の順番を選択させるが、内容自体は自由ではない。

そこで、学ぶ内容ごと個人に考えさせ、探究をさせるのである。

いわゆる「個人総合」である。

クラスで1つのテーマについて学ぶ総合学習ではなく、個人のテーマを設定して探究する総合学習である。

これを進めれば、子どもは自分自身の「学ぶ領域の得意」に気づくことができる。

これらは「個別最適な学び」のスタイルである。

ぜひ取り組んでみたい実践である。

では。

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