#1506 道具に慣れる
GIGAスクール構想によって、一人一台端末が整備された。
端末やクラウド環境は「道具」であり、それをうまく活用することが求められる。
道具には本質がある。
それは、「より便利に、楽に、合理的・効率的に目的を達成するという目的のために使われる」ということだ。
端末を使えば、いつでもどこでも子どもたちが知識のネットワークにアクセスすることができる。
クラウド環境があれば、子どもたち同士の多様な「つながり」をつくることができる。
そして最終的には、子どもたち一人ひとりに資質・能力を身に付けてもらう。
それが道具を使う目的である。
したがって、道具というものは、それに慣れる前に価値を判断してはいけないのだ
「自転車」と同じである。
自転車は慣れるまでは、とても難しく、途中で投げ出したくなる。
しかし、一度慣れてしまえば、とても便利な道具となるのだ。
それは「ICT活用」でも同じである。
「最初から使わない」のではなく、まずは「慣れる」ことが必要なのである。
そうやって、試行錯誤していく中で、自分なりに使い方を模索し、最適な活用方法を見出していくのである。
いつまでも「敬遠」していてはダメなのだ。
また、道具には「二面性」があることをを理解する必要がある。
道具は便利だが、ときに人を傷つける凶器にもなる。
それを制限するのではなく、失敗経験を積ませながら、正しい使い方を学ばせていく。
そんな活用を進めていくことが求められる。
私はこれからも、子どもたちの資質・能力の育成に向けて、ICTを活用していきたい。
では。
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