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#294 探究により永続的知識を得る~不確定状況から始める~

知識伝達型の一斉指導は直線的である。

手間をかけずに、効率重視でたくさんの子どもに内容を伝える。

しかしそんな授業で得られた知識はもろく、時が過ぎれば忘れ去られてしまう。

一斉指導で得られる不活性知識は、人間の中に永遠に残ることはない。

学校で学んだことを私たちが少しも思い出せないのはそのためである。

少なくとも私は、そういう授業しか受けてこなかったから。

これからは「探究型の学び」をつくらなければならない。

答えにたどり着くまでが非直線的で、ストーリーの長い授業が大切だ。

そしてそのような学びは「不確定状況」からスタートする。

不確定状況が目の前にあることで、「問い」が生まれ、それを解決するために探究が始まる。

逆に言うと、不確定状況が目の前にないのならば、探究は始まらないのだ。

不確定状況は生み出すことができる。

不確定状況を子どもが生み出すか、教師が仕掛けるかは単元や授業にもよる。

不確定状況を解決していく、探究的な学びを展開していくことが重要なのだ。

探究的な学びを終えると、子どもは永続的な知識を得る。

これは一斉指導で得られる不活性知識とは、真逆のものである。

しかし、学びのストーリーが長い分、子どもも教師も先が読めない。

まるでジャングルを探検するような感じだ。

そんなときでも教師は子どもに伴走し、勇気づけることが必要だ。

その長くて険しい学びの果てに、真のゴール(永続的知識)が待っている。

厳しい道のりになるだろうが、私は負けない。

子どものために歩み続けたい。

では。

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