見出し画像

#1301 社会科におけるICT活用【社会科】

社会科の単元は、「つかむ」「調べる」「まとめる」「いかす」という流れで進む。

「つかむ」段階では、単元を貫く学習問題を設定し、その予想を出し合い、学習計画を立てる。

「調べる」段階では、学習計画のもと、複数の問いの解決に向け、子どもが調べ学習を行う。

「まとめる」段階では、これまでの調べ学習をもとに、単元を貫く学習問題への答えをまとめる。

「いかす」段階では、これまでの学びをもとに、成果物という形でアウトプットする活動を行う。

このような単元の流れだ。

そして、このような流れで進む社会科の授業では、ICTの活用機会がとても多くなる。

予想や問いを出し合うときには、付箋を協働で出し合うアプリが役立つ。

調べ学習では、インターネット検索や動画視聴ができる。

成果物にアウトプットする活動では、共有化アプリを使うことで、友達で内容を見せ合うことができる。

さらに社会科の授業では、「学習目標」と「学習活動」を分けることが重要だ。

「学習目標」は、社会的事象を理解することであり、概念的知識を得ることに焦点が置かれる。

一方、「学習活動」は、個別具体的な事例をもとに、個別具体的な知識を得ることに焦点が置かれる。

そのような個別具体的な事例を調べる「学習活動」を支えるのが、ICTなのである。

そしてICTは、学習活動を質的に良いものにするための「手段」である。

学習活動は、概念的理解を図るという学習目標を達成するための「手段」である。

そのことを忘れないことが重要だ。

ぜひとも社会科の授業で、学習目標を達成するためのICT活用を図っていきたい。

では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?