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#1448 前半で型を身に付けさせ、後半でさらに飛躍させる

学級経営や学習指導において、4月~9月の前半では、「型」を身に付けさせることが必要である。

対話の型
聞き方の型
スピーチの型
ノートの取り方の型
家庭学習の進め方の型
振り返りの型
意見の書き方の型
係活動の型
などなど。

これらの型は、前半の「教師の指導が入りやすい時期」に身に付けさせることがベストである。

逆を言えば、前半を過ぎた段階ではもう手遅れなのである。

10月以降に、これらの型を指導しても、「何をいまさら」状態なのである。

なので、子どもは教師の指導を無視し、自分の方針を変えないことが多い。

大切な型は、前半で指導しきることが必要なのである。

手遅れになってしまった型は、もう目をつむるしかない。

10月~3月の後半では、型をもとに、さらに飛躍させることが必要である。

後半は、「これまでに身に付けた型を応用する時期」なのである。

なので、子ども主体の創意工夫をどんどん奨励するようにする。

そうやって、子どもをさらに飛躍させて、主体性・創造性を養わせていく。

まとめると、指導の入りやすい前半の時期に様々な「型」を指導しきる。

そして後半には、教師の手から離し、身に付けた型を応用させていく。

このような流れが原則なのである。

子どもは、4月の段階では未熟な存在である。

そんな時期には、教師がトップダウンで「型」を教えるしかない。

そして、「型」を守らせる。

徐々に「型」に慣れてきたら、それを応用させていく。

そうやって、「型破り」を奨励していく。

ぜひとも、この原則を来年度の学級経営にも生かしていきたい。

では。

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