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フリンチを乗り越え、コンフォートゾーンを出てみよう!自己成長・前半

突然ですが、恐怖を感じて怯んだ経験ってありますか?

それがフリンチ(flinch)ってヤツです。今夏、デンマークのフォルケホイスコーレに行った際に初めて耳にした単語でしたが、「驚き、痛み、恐怖などに対する本能的な反応」を意味します。

例えば好きな異性に告白するときに感じる、あのザワザワした気持ちと言えば伝わるでしょうか。

今回はそのフリンチを乗り越えた先にあなたの成長があるよというお話です。

快適で安心な空間にいると成長はできない

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この図を簡単に解説します。

緑ーコンフォートゾーン
快適で安心な空間。ただし成長は少ない。
黄ーラーニング(ストレッチ)ゾーン
適度なストレスがかかる空間。成長ができる。
赤ーパニックゾーン
重度なストレスがかかる空間。成長どころかダメになる。

僕たちは大抵快適な空間であるコンフォートゾーンで毎日を過ごしています。ただ、自己成長を求めた際にコンフォートゾーンを抜け出しています。

例えば英語を話せない人が、まずは英会話教室に通ってみる。という行動がラーニングゾーンへの移動だとしたら、いきなり英語も通じない国での海外生活を始めるという行動はパニックゾーンへの移動と言えるでしょう。

ラーニングゾーンに一歩踏み出し学んでいくことにより、コンフォートゾーンは広がっていきます。つまりそれが自己成長ですね。

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いつまでもコンフォートゾーンを抜け出せないのはあなたのフリンチのせい

そうは言っても「新しい場所に一歩踏み入れるのはめっちゃ怖い!」このように感じる人も多いでしょう。

それは人として普通の感覚です。引っ越しや転校、転勤などにより新しい環境に身を置くというのは多少の不安や心配がつきものです。

フリンチを乗り越えるのは「ちっぽけな自信と勇気」

じゃあ、どうすればフリンチを乗り越えてラーニングゾーンに移動できるかというと、僕はまず自分に小さな自信を持つことだと思っています。

このように伝えると「私は自信がありません。。」といった声が聞こえます。けど大丈夫です。自信は誰にだって作れます!(もちろん途中で諦めなければですよ)

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英語がほぼ話せない僕がデンマークのフォルケホイスコーレに行けた理由

少し僕の話をさせてもらうと、今夏デンマークに行くにあたって僕はほとんど英語が話せなかったのですが、だからといって行かないという選択はありませんでした。

これはすでに僕が「英語がほぼ話せなくてもなんとかコミュニケーションは取れる」という小さな成功体験があったからです。

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サハラマラソンでの小さな成功体験

じゃあ、その経験はどうやって得たのかというと、2017年に世界中から参加者が集まるサハラ砂漠のマラソンでした。僕は当日までに外国人とコミュニケーションが取れたらいいなと思って英会話教室に半年ほど通いました。

とても残念なことに、僕がサハラマラソン中に外人さんと話せた英語はこれくらい。

「I will do my best!」(ベストを尽くします!)
「where are you from?」(どこの国から来たの?)
「I can not speak English!」(私は英語を話せません。)

あとは片言で知ってる単語を伝えるくらいでした。英会話教室の先生方スミマセン。。

これでどうなったと思いますか?

多くの人は失敗経験となって自信を無くしたのではと思うかもしれませんね。

でも、信じられないことに、何人もの外人さんとハグをしたり握手をしたり、会話だってたくさんしました。英語と日本語で!笑

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大切なのは相手を尊重しようとする意思

海外に行ったとき、「言葉は通じなくてもなんとかなる」って聞いたことはありましたが、それは本当でした。大切なのは気持ちを相手に伝えようとすること。そして、相手の気持ちを思いやることでした。

それって言葉が通じる通じないに関わらず、どこにいても誰かと関わる時にめっちゃ大事なことですよね。

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「英語が話せない」と伝えた際のオーストリア人男性の神対応

とはいえ、僕もサハラマラソン初日は外人さんに話しかけるのはビビってました。

初日のコース(全7日、合計237km)、砂漠の一本道を1人で歩いている時、後ろから「Heeey! Koheeei!」と男性の声が聞こえました。どうやらゼッケンの名前を見て呼んでくれたようです。

後ろを振り返ると、すぐ後ろで2m近くありそうな大柄の白人男性がで笑顔で歩いていました。目が合うと英語で話しかけてきてくれたのですが僕は焦りました。。何言ってるかわからないのです。

トボトボ歩いている中でわざわざ話しかけてくれた外国人に、残念な思いをさせたくないと思いましたが、こういうだけで精一杯でした。

「Sorry, I can not speak English!」

僕は申し訳ない表情で伝えていたでしょう。

「HaHa-!」彼は笑いました。

そして僕を勇気づけるかのように、

「We are the winner! We are the champion!」

そう言って、ゆっくり僕を追い抜いて行きました。

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僕は運が良かったのかもしれません。彼のような外国人と最初にコミュニケーションをとることができて。

余談ですが彼とはその後、何度も遭遇して「We are the winner! We are the champion!」を合言葉に笑顔を交わすのでした。

さて、少し話が長くなってしまったので、続きは明日にアップしようと思います。

内容は、コンフォートゾーンを一歩抜け出すには目的があるといいという話をします。

今の自分を変えたいけど、どうやって変えたらいいのかわからないという方にお読みいただければ幸いです。

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