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【まず育てたい力】幼児期にやることはこれ!就学前から育つ「見る力」と「聞く力」

こんにちは、
発達科学コミュニケーショントレーナー
よしだけいこです。

昨日は、見る力についてのお話でした。
本日は、聞くチカラについてお話しますね。

なぜ聞くチカラが必要なのか。

それは、小学校にあがると授業が始まります。
先生の言ったことを聞き取る必要があります。

「聞く力」というのは、ただ単に音を耳に入れるだけの動作を指すのではなく、相手の言葉を理解しようと集中して聞くことが「聞くチカラ」なのです。

心理学博士の榎本博明先生は、
『PHPのびのび子育て』で次のように話しています。

近頃では、幼稚園から小学校への移行でつまずく子が多く、深刻な問題になっている」ことを挙げた上で、その原因として「聞く力」が身についていないことを指摘。榎本先生によると、聞く力が不足していると「元気に遊んでいればいい幼稚園時代とは違い、教室で勉強しなければならない小学校生活に適応できない
引用:PHP研究所『PHPのびのび子育て 2020年7月号』

脳は、大きく分けて8つのエリアがあります。
その8つのエリアの隣り合うところが関係しあって、発達していきます。

聞くチカラ、
「聴覚」の後ろには「思考」のエリアがあります。
「聞く力」が弱いと、それにともなって他の能力を伸ばすことが難しいのです。

反対に「聞く力」をしっかりと育てれば、理解する力もぐんぐん伸びていきます。

なので、絵本の読み聞かせが言葉の発達に効果が高いというのは事実です。(研究で結果もでています。)

まだ話せない子どもに
これは、〇〇だね。と言葉自体を教えようとしますよね。これは言葉を獲得していくうえで知手も重要な役割なんです。

やりとりを支える社会的基礎の段階、
「聞き手効果段階」といわれる段階です。

その中に、聞き手効果段階(0〜10か月)、というのがあります。赤ちゃんにママが語りかけるといいと言われているのか、脳の発達についてお話します。

赤ちゃんがまだ言葉を喋れないけど、
聞き手が意味をとってあげて対応してあげる。

例えば、
「おむつが気持ち悪くて泣いているのね」、
「おなかが空いたから泣いているのね」など、
言いたいことを解釈してあげる。

じつは、この対応が発達に関係していて、
この時期に子どもが喋れないからと言って何も話しかけないと、子どもの言語能力が全然加速しないんです。

聞き手効果段階のときから、聞き手に徹してお世話や反応をしてあげると言語能力の発達は促進されます。

そしてこれは、大人の力量が求められる、重要なスキルです。

今回は、聞き手効果段階のお話を取り上げましたが、発達は一生続くものです。

なので、まずは近くにいるママやパパが、
お子さんの言いたいことをわかってあげるコミュニケーションがとっても大切なのです。

なぜかというと、
言いたいことをわかってあげる人がいた方が、
言語能力やコミュニケーション能力は発達し続けるからです。

まだ脳が完成しない幼児期に、たっぷり動かしてあげたい脳の後ろ側

見る力、聞く力、体を動かす力

そんな五感をフルに使いながら、体全体を使ったときに育つ場所から、脳は成長していくのです。

つまり、幼い子が放っておいても夢中になる遊びを通して、人の脳の土台は作られていきます。

遊びたい!!という気持ちは、脳が成長したい!!ということなんです。

いわゆる「勉強」で活躍する脳のエリアは、脳の前のほうなので、勉強と聞いてイメージできるような、机に向かって行う「読み・書き・計算」は、幼児期には必要ありません。

幼児期に必要なことは、勉強ができるための「準備」をすることです

お子さんが好きで、楽しく取り組むならいいですが、無理にやらせる必要はありません。
まずは、準備が一番!

見るのが得意
聞くのが得意

お子さんは、見ると聞く、
どちらの反応が良いか
行動を良く観察してみてくださいね。


入り口は違いますが、
どちらも思考のエリアと繋がっているので
得意な方から伸ばしてあげましょう!

得意って作るものなんですよ^^
脳の強みを作っていきましょうね。


最後までお読みいただきありがとうございます🍀

それでは、また♩

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発達科学コミュニケーショントレーナー
よしだけいこ

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