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アート独り言。(岐阜、アート、2020)
明けましておめでとうございます。
2020年ですね。
昨年までは年末年始はのんびりすることが出来ず、紅白を録画でなくリアルタイムで見る、お肉を食べる、初日の出を見に行く、という事が出来なかった。
その為、子供の頃当たり前だった年末年始を過ごしてみたいとずっと思っていて今年ようやく実現した。
初日の出は見に行くことは出来なかったけど、SNSにアップされた写真を見るだけで幸せな気持ちになった。
何気なく見ていたTVに、24歳の猫がいた。人間で言うと100歳はとっくに越えている。
健康診断でも何の異常もなく、足腰も丈夫で「仙人」と呼ばれていた。
仙人猫の生活は自由気ままで、好きな時にご飯を食べ、好きな時に外に出る、ノーストレスな生活をしていた。
人間も同じだ。
ストレスが寿命を縮めるのは間違いない。
今年は、ある作家さんの大がかりな個展をお手伝いすることになっていた。発表は11月。1年かけて準備していく事になっていて、私を必要としてくれていた。私も全力で挑む予定だった。
しかし作家さんから個展をお断りしたので申し訳ない、次の機会で一緒に楽しい事をしようと連絡が来た。
理由は「やりたい事がやらせてもらえない」からだ。
作家がやりたい事がやれない個展なんて、何の意味があるのだろう。。。
仕方がないことなのかもしれないけど、芸術面の助成は年々減らされている。確かに、生活していく上で必ずなくてはならないものではない。
でも、心を、生活を豊かにしてくれるのがアートだと思う。
都会なら、沢山の芸術に触れる機会も多いが、田舎だと遠方にわざわざ出向かないとふれあえない。身近にある芸術が限られたもので、作家が無理やり作らされたものであってはならない。
数年前の年末、体調を崩した時にもう映像はやれないかもしれないと不安がよぎった。
だからなんとなく、いつも切羽つまっていて生き急いでいた。色んな事、ちゃんとやらないと気がすまなかった。
今年はもう少し自分を解放して、好きな事をやってみようと思う。
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