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#和巧絶佳 を観に行ってきた☺︎

こんばんは☺︎
ピラティスインストラクターの寺田マリです☺︎☺︎

今日は仕事が夜のみだったので、昼間の時間帯でパナソニック汐留美術館へ。楽しみにしていた【和巧絶佳展】を観に行ってきました。

以前から日本の伝統文化や工芸、芸能に興味があって、この【和巧絶佳】展はたまたま駅でポスターを見つけて以来、どうしても見ておきたいなと思ったもの。

古くから伝わる日本の伝統工芸や和の美に敬意を表しつつ、1970年代以降生まれの新しい世代のアーティストや職人たちが生み出す作品というのにとても興味をそそられました。

恥ずかしながら、今回出展されていた作家さんでもともと知っていたのはレディー・ガガが履いていたことでも有名な『ヒールレスシューズ』を創った舘鼻則孝さんくらいで。

彼の生み出した『ヒールレスシューズ』も、花魁の履く高下駄からインスピレーションを受けているということも実は今回の展示で初めて知って、あんなに斬新なものの背景にもやっぱり”和”へのリスペクトが溢れている。

今回観に行ったことで、自分と同年代やもっと若いアーティストさんでも素晴らしい作品を残されている方がたくさんいることを知ってとても刺激を受けました。

そもそも日本の伝統工芸の職人さんというのは、長い年月をかけて技術を磨いて、沢山の経験をしてより高めていくと言うのに、そこに、より新しい感覚と感性、自ら編み出した新たな技術まで作品に込めてしまうのだから、まさにため息もの。

先日観てきた【Art in LIFE】展では、実際に古い時代の道具に施された伝統工芸を見たけれど、使われている技巧は変わらないのに、どんどん高められていってるのがわかる。

どんどんブラッシュアップされていって、そこに現代の新しい感覚が加わって、もっともっと素敵になっていく感覚。

ほんと日本て、まだまだ捨てたもんじゃないな。

今日観てきた中で、個人的に好きだなと思った作品たちをご紹介☺︎

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深堀隆介さんの作品。
水面に浮かぶ桜の花びらに、白と紅が美しいふっくらとした金魚。

まるで生きてるみたいだけど、アクリル樹脂に描いて何層にも重ねられた絵なのです。

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山本茜さんの作品。
"言の葉"という名前の作品で、"截金"という伝統技法を施されているけれど、これも彼女が古来の技法をさらに高めていったもの。

光が当たって、ガラスの色が下に透けて映るのも美しくて、細かい模様はキラキラと輝いて…タイトルと相まって儚げなイメージが好き。

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高橋賢吾さんの作品。
"flower funeral"のシリーズ。素材はアルミニウムで、細かい勿忘草が形成する様々な動物の頭蓋骨。ただただ美しかった。

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新里明士さんの作品、"光器"。
光を映し出す器は繊細な点の集まりが映し出す光が美しかった。白一色という純真さは、まるでジゼルみたい☺︎

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見附正康さんの作品。
ポスターに採用されているもので、この細かい技巧に心打たれて観に行こうと思った。

古来の柄だけに留まらず、西洋建築などからインスピレーションを受けた独自の模様は下絵なしで書かれていて、作成する中でどんどん変化していくそう。

ここにはあげ切れないけれど、どの作品も圧巻だった。何度ため息を漏らしたことか。

"令和時代の超工芸"のサブタイトル然り、ほんと時代を超えて、技巧の限界を超えて、素晴らしい作品に出会えます。



今日もお読みいただきありがとうございました☺︎☺︎

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