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ナイナイ岡村を今も追いかけているか

ナインティナインの岡村隆史さんが深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン(ANN)」(4月23日の放送回)で、風俗で働く女性を蔑視する発言をしたとして大きな波紋をよんだ。

岡村さんのANNは個人的に好きで、たまに聴いていた。炎上騒ぎとなった4月23日の放送回はリアルタイムでは聴いていなかったため、ネットで騒動を知った後、すぐにラジコのタイムフリーで聴いた。

たしかに問題となった部分は「一線越えてしまった感」があり、あーこれはダメだなーと感じた。女性を「物」として認識しているかのような発言だったと思う。

しかし、ツイッターを中心に批判が集中したり、レギュラー出演しているNHKの番組を降板させるために署名運動が始まったり。そんな大炎上を眺めながら、「そこまでするか。。」という岡村さんに対して擁護する気持ちの方が正直、強くなっていた。

ただこの岡村さんを同情する気持ちは、同じ男性であり、しかも自分も風俗を利用する身でもあるので、偏っているのかもしれない。そう思い、同年代の女性の友人数人に話を聞いてみた。

彼女らの発言で印象に残ったのは、「風俗をやりたくてやっている人もいるという意見が出ているが、そもそも男性に比べて職業選択の幅や待遇に大きく差があるのであって、本当に男女平等の社会であった時に、風俗業を選ぶ女性はどれだけいるのだろう」。「NHKの番組まで降板させるのはかわいそうという意見が出ているが、女性はパワハラやモラハラ(男性からみたら些細なことかもしれないこと)で、仕事を辞めなくてはいけなかったり、正当に評価してもらえないことが山のようにある」といったコメント。とくに後者のコメントは、男性の自分ではまったくわからなかった部分なので本当にためになった。

そう考えると、やっぱり岡村さんの今回の発言、というか根本にある女性に対する「考え方」というのはやはり間違っており、批判されるべきなのだろう。

本当はここで締めようと思ったのですが、ただ、ただですね。

今回、ネットで批判をしている方々は、問題となった回の翌週(4月30日)と翌々週(5月7日)の放送もお聞きになったのだろうか?

2週に渡り相方の矢部さんが来て、4月30日は公開説教を、そして5月7日の放送回でも、矢部さんが岡村さんに抱いていた「?」な部分をまっすぐにぶつけ、静かに語り合っていた。

とくに直近の5月7日の放送回を聞いたときに、問題の回から2週間もたっているのに岡村さんの声を聴いただけで、ものすごく反省している様子が伝わってきた。

今回批判した方は、5月7日の回をフルで聴いてほしい。いや、むしろ犯罪をおかしたわけでもない人間をそこまで叩いておいて、岡村さんのその後を追わないというのは筋が違うのではないでしょうか。本当に岡村さんに怒ったのであれば、本来、今後の岡村さんのANNを毎週欠かさずチェックして、彼が本当に変わったのを確認するくらいするべきだと思うんです。

だって、岡村さんはきっと今も、どん底まで落ち込み心から反省してます。しかし批判したあなたは、怒りにまかせてフレストレーションをぶつけるだけぶつけて、はい、終了。ってどうなんでしょうか。完璧な人間なんていないとおもうんです。


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