人生を投げ出したくなった人に読んでほしいNote【あなたは、荒野を彷徨う旅人である】
心が痛い。本当に心が苦しい。
毎日嫌なニュースばかりが昼夜問わずテレビで放送されている。
虐待、自殺、殺人、国防問題、スキャンダル。
もう、十分じゃないか。これ以上私たちの気分を害して何がしたいんだ。
本当に報道すべきことはなんなのか、そんなこと彼らにとってはどうでもいいんだろう。ただ視聴率が取れたらいい。金が入ってくればいい。
本当に混沌とした世の中だ。人々が進んで悪事を働くようになってしまった。これでは悪魔もやることがない、悪魔すら失業する時代だ。
世の中には死にたくて自ら命を絶つ人、事故で亡くなってしまう人、事件に巻き込まれて亡くなってしまう人もいる。人の死に方というのは、数多くあるようだ。
その中でも、日本においては特に自ら命を絶ってしまう人の割合が多い。
みんな人生に失望して、生きるのが辛くなって死んでしまう。
なんでそのようなことになるのか。
それは、生きる目的がわからないから。
目的がわからないと、人は頑張れないし、辛いことに耐えられない。
自殺を考えてしまう人たち、自分について、何を知っているのというのか。
自分がどれだけ愛されているのか、なんて考えたこともないだろう。
なんで自分がこんな辛い想いをして生きなければいけないのか。
それはゴールが見えていないから、辛いのだ。
長い人生のほんの一部分だけを切り取って、その部分だけをみて辛いからと言って人生を投げ出すのはあまりに勿体無い。
人生は、"人生サイクル"と呼ばれる法則にしたがって進行していく。
そのサイクルには、3つのフェーズがある。
一番初めに、現在、現状の自分。
最後に、理想の自分がいる。
そしてその間に、過程がある。
ほとんどの場合、その過程というのは辛く、まるで終わりの見えない荒野を何日もかけて横断するようなものである。
そして、多くの人は過去の方が楽だった、と不平不満を漏らして、過去の自分に立ち返る。そのような人はいつまでたっても理想の自分にはたどり着けない。
そのような理想にたどり着けるのは、荒野を乗り越え、ただ理想を強く望んで突き進んだ人たちのみである。
また、多くの人は自分たちが荒野にいる時には、不安になり、恐怖を感じ、逃げ出したくなる。なぜなら、自分たちが正しい方向へ進んでいるのかも分からないし、いつ、この荒野を脱出できるのかも分からないからである。
しかし、その荒野を抜けて、自分の人生を振り返った時に初めて、全ての出来事に意味があったと理解できる。そのように全体が見えるようになった時にはじめて、過去の経緯の真価がわかる。
富士山も、至近距離から見るだけだと、その全体像もよく分からずに、ただの大きな山のように見える。しかし、富士山から遠く離れた高台からそれの全貌を見た時に初めて、これほどまでに美しい山であったのかと分かる。
人間、辛い荒野の中を彷徨っている時には、誰かからの愛も感じにくいし、生きている意味も見失いやすい。それほどまでに考えが弱り、行動が弱り、失望する。
まずは、その特性を分かって生きなければいけない。
あなたは今、荒野の中を彷徨っていますか。もしそうなのであれば、ただ理想を強く信じて突き進み、何事にも失望しないでください。
失望するということは、落胆し、希望を失い、消え去ってしまうということです。
人にも、人生にも、自分勝手に失望してはいけない。
人間は全て、過ちを犯し、変わってしまう生き物であることを分かって信用しなければいけない。勝手な理想、期待を誰かに抱いてはいけない。そのようにするから、失望して、辛くなる。
この世の中だってそう。現実に失望してはいけない。この狂った世の中に殺されてはいけない。かけがえのない、美しい命を絶ってはいけない。負けてはいけない。
何度失望させられたって、何度でもそれに打ち勝てばいい。
あなたの命が失われることによって、喜ぶ悪魔たちはたくさんいる。彼らの肥やしになってはいけない。
その傍らで、とてつもなく心を痛める存在だっている。
そんな存在なんていないなんて考えるな。絶対にいる。自分の想像の限界を超えて、必ず存在している。
死んだら楽になるなんて考えるな。その先に何が待っているかなんて、誰にも分からない。死ぬことで、解放されるという考えが、まず間違っている可能性を疑わなければいけない。
人生死ななければ、なんとかなる。
とても無責任な言葉に聞こえるかもしれないが、真理である。
もし、この記事を読んで少しでも失望を希望へ転換させてくれる方がいるのであれば、必ずその人自身がした決断を、後悔することはなくなる。
あなたの今感じている、その苦痛。
その何倍も苦しんで、あなた一人を救おうとしている人もいる。
そして何よりも、あなた自身を苦しめているのは、あなた自身である。
その誤った、考え方である。
誤った考えで物事を見て、聞いて、話すから、辛い。
まずは、そのような考え方を捨てなければいけない。
勇気を出して、決心して、この荒れ狂う荒波の中、押し潰されそうな苦痛にも打ち勝たなければいけない。
何よりも自分自身のために、この世の中のために、あなたを愛する存在のために。
まずは、自分が今、荒野を彷徨い続ける旅人であることを認識する。
その旅は常に死と隣り合わせである。だから実際に生きて帰る人も多くはない。
でも、あなたこそが、その証人にならなければいけない。
奇跡は起きる。偶然なんて存在しない。あなたがそこから抜け出すことは、必然にして行われる。
ただ、それを信じて。余計な計算をしないで。ただ、ただ。前を向いて、その重い足を進めるだけ。
全ては、その理想の地にたどり着くために。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?