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ヴィンテージベース、プレベ編

アルダーボディー、ローズ指板の仕様は1960年辺りからのスペック
それまではアッシュ、メイプルの組み合わせがメイン。

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入手は2013年あたり。GrounWideにて購入

プレベは好きで、2005年、上京してすぐに最初のVintageを60回払いで購入。若い時はよく楽器ローン組みました、、


物はキャンディーアップルレッドの65年のプレベ。
今は売却して手元になく、良い写真もありませんでした。

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フレット、ナット以外はオリジナル。当時で50万円台。
高価ですが、今では高騰してそんな価格では買えないと思います。

正直音があまり好きでなくなったので売却。


サンバーストの64年のプレベは購入予定は全く無く、別の用事でお店を訪れた際に
「アメリカから入ってきたばかり、フルオリジナルで抜群に良い物だから
ちょっと触ってみて」、と言われて弾きました。

特に興味はなかったし、プレベを欲しいとも思っていなかったので
とりあえず触るだけ。という感じ

しかし、弾いてみてびっくり。

今までの自分が持っていたプレベのイメージが覆されました。
音色もジャズベほど万能に扱いやすい訳では無く、弾きやすさもジャズベの方が有利。音の立ち上がりも、ジャズベの方がタイトでシャープなので、細かいフレーズやフレーズをよく聞かせるという点でも有利かな。

このプレベは音の立ち上がりが早く、楽に音が出る。
これが第一印象。早!と

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音がスッと出てくれると、余計な力が必要なく、本当に楽です。

初心者の方には、こう言った楽に音が出てくれる楽器をおすすめしたいです。高価な物を!という訳ではなく、値段に関係なく楽に弾ける楽器は存在します。
初心者の方はもちろん、ある程度弾ける人でもこの見極めは難しいいと思います。後はセッティング。割とよくないセッティングで弾いている人も多いです。よくないというか、ちゃんとセットアップされていない状態。

ネックの状態、フレット、ナット。弦高にオクターブピッチ
後は弦をずっと変えていないなど。

ネックやフレットに関しては、素人が扱うのはリスクが多いので、そこはプロへ任せた方が良いと思います。
弦高に関しては自分で測れるので、精密定規を使い、ある程度合わせましょう。

高さに関しては、調べればフェンダー標準の値も出てくるので参考にしてみてはいかがでしょうか?

昔に比べて、安価でクオリティーの高いベースも多いです。
これは羨ましい。昔は安い物は正直ダメな物が多く、、

技術力の進歩と製造工程の確立でしょうか。

しかし、何故ヴィンテージベースを好むのか。
人それぞれの考え方があると思います。

・サウンド
・見た目
・歴史的価値
・今では使えない材やパーツの希少性

などなど。

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音はもちろんなんですが、かなり気に入っているのがネックの作り。
木材が良質という事もありつつ、製作工程が手作業。

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触れば分かるのですが、極端にいうとネックの裏は割とでこぼこです。
しかし、手作業で人の感覚でやっているので、その少しのおおとつが手に物凄くフィットするのです。機械で精密に均一に削られた物では味わえないこの感覚。

今の楽器でも、このネック部分に力を入れていたり、手作業が多い楽器はこの辺の感触がすごく良いんですよね。かなりプレイに影響します。

弾くのは人、作り手の感覚を感じられる楽器はとても心地よいのです。

価値的な事を考えると、二度と手に入らない物ではあるので、気軽に持ち出して使うという感覚ではありませんが、楽器は弾いてあげてなんぼ。

ケースにしまって置いておくとどんどん楽器も深い眠りに。。
せめてケースから出して、生活の音や音楽などに触れさせるだけでも楽器に振動を与えることができるかなと。微々たるものかもしれませんが、、

実際にヤイリギターでは、出荷前にギター達に爆音でクラシック音楽を聞かせている様です。爆音だとかなり振動しますよね。
アコースティック楽器なら尚更。

防音室とかある人が、数日爆音を聞かせたエレクトリック楽器のビフォーアフターやってくれないかな。どんな結果が出るのか。

という訳で朝から楽器を磨いていて思った事を書いてみました。

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オンラインベースレッスンもよろしくお願いいたします^^


皆さんが楽しめる様な物、有意義な物を制作していきたいと思っています。