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5歳でおむつ卒業!後編 - 結局は本人の気持ち次第 -

日中のおしっこは完璧なのに、うんちだけはまだおむつで済ませてしまう5歳の娘ぽんちゅ。

プリキュアのガチャガチャがしたいと言ったところ、私から「トイレでうんちができるようになったらね」と言われて苦々しい顔をした、その続き。

前編はこちら↓


・・・

さて、それから。

子どもも5歳になると、自我も主張もしっかりしてきていて、親が何を言っても聞かない時は聞かない。
なので、夏のお泊まり保育までにおむつ卒業は難しいかなと思い始めていた。

娘のぽんちゅがトイレを嫌がる原因ははっきりとはわからなかったが、なんとなく「トイレで長時間きばるのが嫌なのかな?」と感じた。

「おむつできばって、もう出そう!っていうところでトイレに座ってみたら?」

どうせいつもみたいに聞く耳を持たないだろうと思いながらも、とりあえずダメ元でアドバイスを伝えてみた。

すると…

「やってみる」

え?ほんま?

びっくりする私。
けれども、ぽんちゅは本気のようだった。

ちょっときばった後、出そう、というぽんちゅ。
慌ててトイレ。
けれど、うんちを出すことができなかった。

その後も、おむつできばってトイレへ行って、を2回繰り返すも便が出ず、ぽんちゅは涙目になっていた。

トイレできばることを断固拒否していたぽんちゅが、トイレで用を足そうとするなんて。
便が出なかったとはいえ、前向きに頑張ってくれただけでも大きな進歩!

「最初からうまくいくことなんてないよ。よく頑張ったよ!今日のでどんな感じかわかったと思うから、次また頑張ろうね」

ぽんちゅは、少しホッとした顔でうなずいた。

・・・

数日後の日曜日。
トイレチャレンジ再び。

今回も、『おむつできばる→トイレで出す』の方法で。

娘のぽんちゅが便座に座ってしばらく経った頃。

「ママ、出た…」

みると、豆粒ほどの小さな小さな便が。
出た…のかな?

ただ、ぽんちゅ本人もいつ出たんだ?という感じだったので、もしかしたらすでにおむつに落ちてしまっていたのかもしれない。

「うんち出たから、ガチャガチャできる?」

これは判定が難しい…が、トイレで出たことには変わりない。
なので、ガチャガチャOKとした。

それを聞いた途端、「すぐ行く!!」

ちょうどおやつの時間で、準備ができたところ。

おやつを食べてから出かけようということになったのだけれど、大好きなおやつの時間なのに全然食べない。
どうも、ガチャガチャがなくなっていないか心配で仕方ないらしい。

突然なくなったりしないよーと笑って話したのだが、ぽんちゅがあまりに深刻な顔なので、夫がおやつタイムを中断してガチャガチャのあるスーパーまで連れて行ってくれた。

それから、20分ほどして。
帰ってきた!と思った途端、トイレへ駆け込むぽんちゅ。

しばらくして、「ママ、出た!」

見ると、今度はしっかりと立派な便が!

「やったやん!」

私に褒められて、嬉しそうな顔をするぽんちゅ。

「ガチャガチャしたら一発で欲しいものが当たったのに全然嬉しそうじゃないし、帰り道でもほとんど喋らへんし、どうしたんやろと思ってたら、トイレ我慢してたんやな」

そう言って夫が笑った。

・・・

その後。
ぽんちゅは普通にトイレで用を足している。

失敗は一度もなし。

おしっこの時もそうだったけれど、一度成功するとその後は全く失敗しないというのは娘ながらすごいなぁと思う。

未知のことに少し臆病なぽんちゅ。
自分が大丈夫と思ってからでないと一歩踏み出せない。

トイレが嫌だなぁという気持ちとずっと格闘し続けて、ヨシ!と決めたのが今だったんだろう。
きっと、5歳というこの時が、娘にとって一番いいタイミングだったんだと思う。

「親があれこれ言っても、できる時はできるしできない時はできない。気長にね」

なんてことをよく聞くけれど、本当にそうだと実感した。

はっきり言って、いつおむつが外れるかは子どもの気持ち次第!!
結局のところ、親の努力より子どもの性格が一番影響していると思う。

もちろん、親の私達があらゆる方法を試みたのも無駄ではなかった。
…と、思いたいけれど(笑)。

兎にも角にも、長いトイレトレーニングだった。

どうか、下の息子の時は短期決戦で決着がつきますように!!

・・・

ちなみに。

娘のぽんちゅがご褒美で引いたガチャガチャは、数日後には違う台に変わっていた。
早くしないとなくなる!という、ぽんちゅの読みは当たっていたみたい。

本気出して頑張ってよかったね、ぽんちゅ!




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