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40代単なる白帯主婦が柔術を1年続けてみた

柔術と共に過ぎた2021年に起きた変化

最後の記事は去年の5月、、こりゃ随分時間が経ってしまいました。
テパサンが2021年1月末に始めた柔術は、怪我はありながらも何とか1年近く続けることができております、Osss!!
今回は1年での変化を振り返ろう~という内容です。1年やっていく中で絞り出した初心者っぽいムーブもご紹介しているので、色帯の先輩方は面白がって見てやってください。

目に見える変化はあったのか?

最初は「怪我で長期休まないで続ける」が目標でした。
首から始まり、手首、膝、股関節、足首、肩、あばら・・・
何度痛めたことか、、
青アザになった方が治りは早い、身体の奥の方を痛めた時のが何も見えないのにめっちゃ痛いというのも体感しました。不思議すぎるし鈍痛が酷い(笑)

痛める→休む(1~2週)→復帰(1~2週)→痛 (以降省略)

こんなループが半年位は続いたと思います。
道場の先輩にヤレヤレ顔で ’Did you survive this time?’ と笑われながら、25年以上まともに運動してこなかった自分の身体のヨボ具合を恨みながら(笑)、行きついたところがひとつ。

【筋力・体力の底値を上げねば変わらん】

そこで始めたHIIT+筋トレ。
尊敬する日本人の理学療法士パーソナルトレーナーさんとZOOMで週1日1時間、柔術でのあれこれも嫌な顔せず聴いてくれるしあわせ対応のありがたい環境で自宅トレーニングを続けながら道場に通うようになりました。

テパサンはオーストラリアに住んでいる環境上、英語で体の部位や動きを伝えなきゃいけない、オノマトペ的な言い回しと痛みの種類の自己認識が結構違う(ていうか全然かみ合わないw)というなかなか根本的な問題があります。ただでさえ何がどうなって痛いか分かんないのにそれムリ!
ということで日本人一択でした。ナイス判断!

そしてこの期間がのちのち地味に功を奏するわけなんです。

【Are you doing some training?】

ある日NIKEストアにスニーカーを買いに行ったときのこと。
お店で接客しているお兄さんに、ふと聞かれて気づいたのです。
主に上半身が変わってきてた!肩回りが締まって筋肉が付いてるじゃないか~、あらやだ力こぶも出てる~!!(笑)
日本人の社交辞令なしの対応だから尚更嬉しい出来事でした。
筋肉は裏切らない。そう、本当に裏切らなかったのですよ。

自宅トレーニングを始めてから、変化を感じるまでに3-4カ月。
この辺りで、2週間休まなきゃいけないダメージもなくなってきました。
1本取ろうとかそんな大層なことは考えず(いや考えるけど)、潰されずに何とか持ちこたえられるようになってきていたのでした~!嬉!!

40代、ホルモンのアップダウンとも戦うメンタル的変化

何とかマトモに柔術出来たって思える日には、喜びが心の奥底から湧き上がってきます。感覚としては多分その昔めちゃくちゃ好きな曲がクラブで流れてきた時みたいな(古いか)。でも人間の喜びってトリガーが違うだけで、同じところから出ている気がするんです。心臓が膨らむみたいな感覚ね!

道場から帰る車の中ではその日の喜怒哀楽をフルスロットルで味わう時間。
全部味わい切ってから家に帰る。それが精神的にも詰まりを取るのにいいんじゃないかなと思います。車を降りたら通常運行の母に戻る、がルール。

女性的なことを言うと、生理の痛みが軽くなったりPMSっぽいな~みたいな感じが薄れたり。具合悪くて寝込むってこともなくなりました!嬉!!

継続へのガソリンは好きな言葉と熱量

どんな言葉でも自分が好きならなんでもいいと思うし、いくつあってもいいと思います。テパサンが選んだのは多分、誰かからかけてもらうような言葉というより、聞いたら自分が動かざるを得ないようなやーつ。

「柔術はすぐに強くなろうとせず、時間をかけることを忘れないで。組み慣れていくしか上手くなる方法はない」
「何歳から・何時間やるかではなく、どのくらいの熱量をもってやるかで上手くなるかどうかは変わる」

柔術家・岩崎正寛さんの言葉(インスタライブより)

これはテパサンが尊敬する柔術家、岩崎正寛さんの言葉です。

時間を忘れて(そうnoteの更新も忘れて)
とにかく柔術することばっかり考えて(若干家が散らかって)
夕飯を作りながら技術動画を見て(ちょっと焦げてもまぁいいじゃない)
寿司ROLL弁当持って子ども達を横で待たせて柔術して(オージーに寿司アメイジングだと褒められた嬉しい)
ストレッチしたまま寝落ちして(固まった箇所が逆にダメージ必至)、、、

40代主婦が出来うる限りの熱量を柔術に注いだ結果。
多少は組み慣れてきた…のかな?
それでもまだ、トレーニング前は緊張して何度もトイレに行きます(笑)

身体の小さい40代がマスターしたいテクニック(まだまだ初級)

この最初の1年で、自分のサイズ感や身体的な特徴からわかったことがいくつかあります。

  • 足技の方が力が有効に使えるらしい

  • 小さくても立ち技だってできることはある

  • 硬いと思っていた身体はすごく柔らかいらしい

  • 体重で激しく不利な相手とは頑張らない

  • チョークは大体極まらない(笑)

基本的に体重は10kg以上重い人とスパーするのが普通なので、身体が小さくても拘束力の強い技で闘っていこうと思っている次第であります。

点と点を線にしていく作業がたまらなく楽しい

最初は教わること全てがバラバラな気がしてどうしたらいいかわからなかったけど、日々のトレーニングでわかってきた小さなパーツを集めて筋の通るように並び替えていくと、一通りのムーブが出来上がります。コレだぁ!ってムーブができるとめっちゃアガるし、ムーブの途中どこか穴があるところにできることを探すのもとっても楽しい。若い先輩たちに色々聞いてみると教えてもらえることも多々あります。嬉!!

さて、テパサンが集めてきたパーツで出来上がったムーブをご紹介しますね。わたし小さめだよって人は役に立つかな?だといいな。

マスターしたいテクニック:その1
[ボトムからの流れ]

  • クローズドガード、スパイダーガード

  • ↑のガード+ラッソーからの

  • オモプラータ! あわよくば三角締め!

  • 逃げられたら腕十字へ移行!

マスターしたいテクニック:その2
[テイクダウンからの流れ]

  • 肩車、もしくは体落としからのアンクルピック

  • 必死にサイドコントロール
    (以降は状況にもよるんでしょうが)

  • 肩固め!もしくは腕を取れたらアームロックか腕十字!

ちなみに体重が20kgとか違う人とスパーする場合は、潰されたら早めにタップします。無理に頑張ると怪我するということも学びました(笑)
相手の方が大きくてクローズドガードの足が組めなかったりするのでね、、、オージーのおじさんはデッカイです。

柔術を始めて、息をするだけで精一杯だった40代単なる白帯主婦はついに一歩前進。少しずつではありますが息をする以外のことが気にできるようになってきました。
一年で一歩。どんなゆっくりでも構いまへん、0.01%でもよくなっていけば、次には1.01%になり、その次には1.02%になる。それはいつか輪郭を得て見えるようになる。微差が絶対差になっていく過程をまたこの1年、存分に味わっていこうじゃぁありませんか~。

てことで、じゃぁ今宵は久しぶりに、このnoteを読むと素敵な道場と仲間に恵まれる呪いをかけておくね? Osss!!

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