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読み聞かせは魔法か

「できる子に育つ魔法の読みきかせ」(ジム・トレリース、筑摩書房)と言う本を読んで、今まで不思議に思っていた謎が解けました。

この本では、「幼い頃の読み聞かせが、子どもの理解力と思考力の基礎になる」「読み聞かせによって言葉の力が養われ、言葉の力が土台となって、高い学力につながる」と言っています。

さらに、読み聞かせをしてもらった子どもは、自然と自分で読書をするようになり、高い読解力を持つようになるとのこと。

この本を読んで、納得しました。

「だから、のん子は私立中学に合格したのか!」

我が家の不肖の娘・のん子は、一日中ソファに転がって本を読んでいるような子どもです。

そんなのん子が、5年生のある日、「中学受験をしたい」と言い出し、進研ゼミの中学受験講座と過去問だけで、東海地方の最難関である南山女子中学と滝中学にダブル合格しました。

塾は一切行きませんでした。

私が勉強を教えたことも、ほとんどありません。(というか、教えられない)

のん子は、自分でテキストを読み、問題を解き、解説を読んで理解して、力をつけていったのだと思います。

のん子の学力のベースが、読解力であることは間違いないと思います。

のん子曰く「国語は読めば分かる。算数は考えれば分かる。理科は表とか図を見れば分かる。社会は覚えなきゃいけないから分からない」……で、社会(と漢字と計算)が苦手だったのでした。

「できる子に育つ魔法の読みきかせ」には、のん子のような(もっとすごい)成功事例がいくつもあります。

共通するのは、「幼少期に、絵本を大量に読み聞かせしてもらったこと」それのみです。

確かに、のん子にも、小さい頃は絵本をたくさん読んであげました。もっともっととせがまれて、1日20冊以上読まされたこともあります。それがまさか、難関中学合格につながっていたとは……。

自分の趣味で集めていた絵本に、こんな力があるとは驚きました。

読み聞かせ ⇒本は楽しい ⇒自分で読むようになる ⇒読解力がつく ⇒学力が上がる

という図式なんでしょうか。

読書が学力向上に直結するとは、やや疑問ですが。(だったら、私は今頃天才になっているはず)


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