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好きなことと実用的なことと(目指せ大学院2)
大学院に行く理由
あなたが大学院に行く理由は、次のどちらですか。
1.興味のあることを深く学びたいから
2.キャリアアップを目指すため
先日の勢いだけの大学院応募から少し時間が経った。ちょっと落ち着いたのかと思いきや、私の頭の中はいつも以上にてんやわんやしている。そのせいか、先月から右の下瞼がぴくぴくするときがある。
先日のnoteは、思いのほかたくさんの方が読んでくださった。もしかすると、世の中には私のように大人になってから勉強したいと思いながら長い足踏みをしている人、実際に学校で勉強中の人、勉強を終えた人がたくさんいるのかもしれない。同志を得た思いで、心強く感じている。スキ、コメントを下さった方々、ありがとうございます。
以下は、私の頭の中今こんなんです、というのを整理するために書いたものだ。自分でもよくわからないので、ほかの方が読んだらもっとわからないかもしれない。
冒頭の質問は、大学時代の恩師に大学院行きのことを知らせたときに返ってきたメッセージだ。
当時、たった一人の同級生に「長渕剛ときどき中村雅俊」と呼ばれていた私をゼミの担当でもなかったその先生は面白がってくださったのか、不憫に思ったのだろうか。大変かわいがってくださり、卒業後は娘さんも交えてときどきご飯に行ったりお互いの近況を報告しあったりしていた。
私がエルサレムに引っ越してから少し疎遠になっていたが、先生からの「そろそろ連絡をよこしなさい」という便りをきっかけに再び連絡を取るようになった。
先生の質問には、「1です!そして、2もできたらそりゃもちろん嬉しいです!」と元気よく返事をした。
翌朝、メールボックスに先生からの返事を見つけた。
1の場合でしたら、第一希望として書いていた分野を学ばれることに賛成しますが、2の場合なら、最も不適切な分野です。
だーんだだだーんだだだーんだーんだーん
(こういうときにきまって脳内で流れる「帝国のマーチ」)
前回の外国人枠で第一希望に書いた学部は、社会科学系のものだった。
関連する講義を大学時代にいくつか受講し、もっと勉強してみたいなあと思っていたからだ。アメリカ、イスラエル、スペインと住んでみて、さらに興味がわいた。
最も不適切な分野です、の後に続く先生のメールはかなりの長文だった。どのぐらいの時間を割いて書いてくださったんだろうか。
読み終わるとくらくらしてきた。思わず、にゃー!と朝から大声を出してしまった。
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学校も一週間休みになる(夫の手帳から)
2週間ほど前、朝食をともにした小学校の校長先生と医師の奥さんに近況を報告した。
「君そんな冗談みたいなmasterやって、何するの?もっと実用的なものをやりなさい。僕は秋から博士課程に行くから、君も同じ学部に来たらいいわ!車で連れてったるから!ガソリン代ただや!ははははは!」
冗談みたいなマスター
校長先生の意見はさておき、ここ数週間ほど恩師からの質問を反芻している。
確かに、それを勉強して何をするのだ、この田舎で、と聞かれたらわからない。勉強してみたい、という気持ちだけで、何のために大学院に行くのかまでは考えていなかった。ましてや、勉強した後どうするかなど考えているわけがない。
今の仕事に直接関係するような学部は、通学圏内の公立大学にはない。少しでも関連したことを勉強するならば、日本または英語圏の大学院がよいのかもしれない。しかし、今住んでいるのはスペインで、日本やほかの海外の大学院に行く金銭的な余裕はない。アンダルシアの公立大学院の学費は約800ユーロ(11万円ちょっとぐらい)で、これも進学を決めた大きな理由のひとつだった。今の私にとっては、大学院に行けること自体が嬉しい。
今ある場所でできることを
そんな文句を唱えつつ、何のために大学院に行くのか、何がしたいのかをもう少し落ち着いて考えてみたい。
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ただ、私の場合、あれこれ考えたところでどうなるとも思えない。いろんな意味で、良くも悪くもこれまで行き当たりばったりだからだ。
スペインにいることを最大限に楽しんでやればいいじゃないかと思う自分もいる。スペインでしかできないこともたくさんあるだろう。
なんで大学院に行くのか、何を勉強するのかというのは自分のことだが、それ以外に自分ではコントロール不可能な要素もある。そのため、いくら自分が「これを勉強するぞ!」と決めても、その願いが叶うかどうかはアンダルシアの言う通り、だ。何の話やそれは、ということだが、長くなるため次回に譲る。
迷走はしばらく続く。
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デイジー(だと思う)
夫が「タンポポですね」と言うので、
それは違うと思うなあと答えた。
春だ。
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