10月のとある日曜日 ふり返り
友人夫婦と会う。
彼らがドーベルマンを飼いはじめたことをすっかり忘れていた。
ダンテは、会った瞬間から私のそばを離れない。
しまいには、ダンテから熱い口づけを受けた。
パニックで固まっている私に、ダンテはその舌を私の口の中にそっと入れた。
びっくりして立ち上がる私に、ダンテは再びその口を近づけてくる。
ダンテ、私はどっちかというと猫派なんだ。そして、猫派だけど、実は動物を抱っこするのはちょっとこわいんだ。だから、あなたを抱き締めることはまだしばらくできそうにない、申し訳