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【事例紹介】業者選定コンペ開催サポート 吉田秀雄記念事業財団

この記事の担当:株式会社テンタス 代表取締役 小泉智洋

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吉田秀雄さんとは

吉田秀雄さんをご存知でしょうか?

日本国憲法が施行された直後の1947年6月に43歳という若さで電通4代目社長に就任した"広告の鬼"と呼ばれた伝説の人です。

鬼十則を作った方と言うとわかりやすいかもしれません。

鬼十則は色々言われることもありますが、いざじっくりと読んでみると仕事への取り組みという視点だけでなく、生き様に関して書いている気もします。
仕事という文字を人生に変換して読んでみると生き様の話に見えてきませんか?

鬼十則

1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事は己れを小さくする。
4.難しい仕事を狙え、そしてそれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは・・・
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を恐れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
(公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団ホームページより抜粋)

いかがでしょう?

あくまで私の捉え方ですが、主体性、計画性、積極性、そして忍耐が仕事(人生)でとても重要だといわれている気がします。

吉田秀雄記念事業財団「研究助成管理システム」リニューアルコンペサポート

公益財団法人吉田秀雄記念事業財団は、わが国広告界近代化の基礎を築いた株式会社電通第4代社長・吉田秀雄の功績を称え、その遺志と情熱を継承するために、1965年9月24日に株式会社電通の出捐によって創設された文部科学省認可の研究助成財団です。平成23年に内閣府認可の公益財団法人として再発足致しました。
(公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団ホームページより抜粋)

今回はそんな公益財団法人吉田秀雄記念事業財団さんと、財団内部で使用している「研究助成管理システム」のリニューアルコンペを開催させていただきました。

コンペを開催するために行うことは大きく分けて3つあります。

1.既存システムの把握及び要望の取りまとめ
2.要求仕様書(RFP)の作成
3.コンペ実施

それぞれ少し詳細に説明させていただきます。

1.既存システムの把握及び要望の取りまとめ

今回まずは既存システムのドキュメントを確認させていただきました。正直あまり既存のドキュメントが整備されていなかったため、少し時間をかけて既存システムの機能一覧や使用しているすべての画面のキャプチャーを作成させていただきました。

これらは絶対に作成しなければいけないドキュメントというわけではありませんが、コンペに参加する各社さんが既存システムの全体把握を出来るようにすることで、「既存システムの内容がよくわからないからちょっと高めに見積もっておこう」という悲しい事態を防ぐために作成しています。

そのうえで、【リニューアルの目的】【必要な機能&不必要な機能の洗い出し】【現在不便だと感じていること】などをまとめて、それぞれの優先順位をつけて機能要望としてまとめました。
これもコンペに参加する会社さんが「クライアントの要望は全部満たさないと!よーし!全部で1億円!」といったように、本来想定しているレベルとかけ離れた提案を受けてしまうことを防ぐためのドキュメントです。

2.要求仕様書(RFP)の作成

コンペを行う際に最も重要なポイントはわかりやすい要求仕様書の作成です。この要求仕様書の記述が曖昧だったり、mustとbetterの線引きが出来ていないと各社の提案レベルがバラバラになってしまいコンペとして判断することが非常に難しくなってしまいます。

明日のお昼ごはんを提案してもらいたいのに、「かつ丼」の提案と「ごはんがとっても美味しく見えるお皿」の提案と、「昨日のごはんをまずは振り返りましょう」の提案が来てしまうと困りますよね?

わかりやすい要求仕様書の書き方はまたいつかnoteにまとめさせていただこうと思います。

3.コンペの実施

いよいよコンペです。
財団ホームページ上でのコンペ開催の公示、手を挙げた参加各社へのオリエン、質疑応答期間などを経て実際のコンペを行いますが、しっかりと要求仕様書を作成しておきましたので、これらのフェーズでは比較的スムーズに進行することが出来ました。

今回ご提案をいただいた各社さんの提案はそれぞれ会社の特長を生かした素敵な提案で選定時はとても苦労いたしました。

コンペの開催サポートをさせていただいた我々からするとこれはとても嬉しい悩みでした。

色々と悩みながらも無事選定も終了して、これから開発フェーズに入ります。間違いなく良いものができると自信を持って選ぶことができたと思います。

最後に

今回記載をさせていただいたようにコンペを開催するためのポイントはいくつかありますが、弊社でクライアント企業側に立った戦略立案から実際の開催までをサポートさせていただくことで、安価で確実なシステム導入を行うことが可能になります。

「システムを開発したいけど、どの会社に発注していいかわからない」こんな時には是非弊社にご相談くださいませ。

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