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学生団体やアマチュア芸人を経て就職活動をしてみた【奥行太郎の自己紹介〜過去篇 大学生という名のモラトリアム時代②〜】

1回だけ過去にタイムスリップしていいですよ?

と言われたら僕は間違いなく大学時代に戻りたいと思います。


馴染めなかったことがかっこいいみたいな話ではなくて、それはもう誰の目に見ても明らかにうまく馴染めなかったんです。キャラとか別に意識したつもりはないんですけど、初めのキャラ設定がどうやらミスったようで。。

一番初めにボタンを掛け違えると、こんなに取り戻すのが大変なんだと思った経験から、何事も初っ端は出来るだけ自分にとってボタンを掛け違えないように注意しています。

そんなことを偉そうに言いながら、果たしてこのnoteはボタンを掛け違えていないのでしょうか?笑。と、気になるぐらい過去を小分けに振り返っていますが、本日も懲りることなく自分の過去を振り返ります。今後インタビューを依頼する際の名刺代わりにと思っていますので、読んでいただいている方はもうしばしお付き合いください。

さて、今回の記事は奥行太郎の自己紹介【過去編】第3弾。

【過去編〜大学生という名のモラトリアム時代②〜】を書いていきたいと思います。前回の記事は【過去編】の第2弾。私の大学生時代のミスった話とアルバイトに救われた話を書いています。今回の記事にもつながりますので、少し長いですが読んでいただけましたら幸いでございます。

先日初めてアップした「まずはじめに」の投稿で

2022年中にWEBマガジンを立ち上げます。

と書きました。ちなみにWEBマガジンの内容としては

今の働き方や生き方、今後の自分の人生にモヤモヤしている人に向けて、街の個人店の店主や従業員、中小企業の社長やサラリーマン等の"身近な人"のインタビュー記事を集めたWEBマガジン

を予定しておりますので、今回も自分がインタビューして自分が答える
"セルフインタビュー形式"でお届けしたいと思います。

大学生の奥行太郎を支えてくれた学生団体

ー高校時代を引きずりまくって大学生活のスタートダッシュに失敗したという話とそれを救ってくれたアルバイトの話まで聞きました。

奥行 いやぁ、ホントにね。どうしてこうなってしまったんだという感じでしたが。神様は見捨てないもんですね。

ーアルバイトとはまた別に"学生団体"にも救われたと前回のインタビュー時におっしゃられていましたが。

奥行 そうなんです。この学生団体というものの説明が一番難しいんですけど。笑。でも今の自分の礎になっているので、ここを話さないわけにはいかないという。

まぁめちゃくちゃ端的に言うと、"他大学の学生との対話を通じて現在の自分を認識し、自分の過去を振り返り、未来の自分を考えていく団体"ですわ。

ーですわ。と言われましても。笑。

奥行 全然端的じゃなかったですね。笑。もっとシンプルに言うと"他者との対話を通じて自己分析を行うイベントを運営する団体"で、大学3回から他大学の学生と一緒にスタッフとして活動しておりました。

就職活動を控える中で、友達にたまたま誘われてふらっとイベントに参加してみたら、自己分析がどうこうというよりこの"対話"というコミュニケーションにとても魅力を感じたんです。あまりにも面白くて2回目のイベント時にはスタッフになっていました。笑。

ーそれはどういったコミュニケーションだったんですか?

奥行 人は自分の過去の経験や文化や価値観などを通して世界を認識するという前提があったとします。その世界を広げていくも狭めていくも、その人次第だとは思うのですが・・・広げていくことで新たな選択肢が増えたり、今まで描いていた未来と違う未来を創造することが出来るはずですし、逆に狭めていくことで自分の選択肢に後悔なく進んでいけるはずです。どちらが正解とかはなくて。その広げたり狭めたりするアプローチの一つに我々は"対話"というコミュニケーションを用いていたんです。

AさんとBさんである物事に対する異なる2つの意見が出てきたとします。その際お互いにその考えを否定するのではなく「そういう考え方もあるんだ」とその考えを受け入れ、物事に対する意見を拡大し深化させていくことが我々が定義していた"対話"なんです。もちろん法に触れることは否定しますが。笑。

この団体を運営するスタッフとして様々な人を見てきましたが、人って面白いもので会話の中で"受け入れられている"と感じると、普段はあまり出すことのない自分の中に埋もれている"本音"が出やすくなります。"本音"を口にして出すと自分自身の価値観を認識することが出来るので、相手の意見も受け入れやすくなり、既存の価値観が深堀されたり新たな価値観が形成されたりして、翌日には何か違う人になっている感じがするから驚きです。
(何かマルチ商法に勧誘してたりしたわけじゃないですからね!笑。)

今でこそ企業でも"対話"というものを積極的に用いて、お互いの本音を聞き出し仕事に対しての認識の拡大等を行うことが一般化していますが、当時の私にはこの"対話"というコミュニケーションに衝撃が走ったんです。こんなコミュニケーションがあるんだと。

すいません、ちょっと熱くなって喋りすぎてしまいました。笑。

ーいやー長かったですね。笑。これを言語化するのは中々難しかったでしょうね。イベントではワークみたいなものを提供していたんですか?

奥行 そうですね。基本的には"現在行っていること""過去に行ってきたこと""未来で行いたいこと"を中心に理由や動機・きっかけ等を添えて深堀できるワークを作成して、そのワークをもとに参加者同士で"対話"をしていた感じです。

ー中々自分のことを振り返ったり、今後のことを考えたりする機会ってあるようでないので、それ一回やってみたいです!

奥行 めちゃくちゃ面白いですよ!バイト先でもワークを作るまでいきませんでしたが、"対話"を用いて新しく入ってきたアルバイトの子を指導していました。バイトリーダーらしく。笑。

僕は高校の最後に、自分とは対極にいた人たちの存在によって"自分自身を認識する"という経験をしたことと、アルバイトによって"物事の意味を深堀する"思考になっていたことが、この"対話"というコミュニケーションにバチンッとはまったんだと思います。

この"対話"がしっかり出来た友達は、離れていても何かしらつながっています。"本音"を交換し合うという経験ってそう簡単に出来ないことだと思いますし、"本音"を交換し合っているからこそ深いところでのコミュニケーションがとれてお互いのことを理解できるからでしょうね。そういう認識でいてます。

ー色々大学時代のこと聞いてきましたけど、この"バイト"と"学生団体"で大学生活の元が取れていると思いましたよ。全然いいじゃないですか。

奥行 贅沢言うと自分が通っていた大学内のキャンパスライフが面白ければ、3点セットで最高だったんですけどね。笑。でもおっしゃられる通りです。バイトにしても学生団体にしても本当に面白かったですし、社会に出てからもそこで学んだ経験は生きることばかりでした。35歳になった今もなおです。

奥行太郎の就職活動

ー素晴らしいことだと思います。ところで奥行さんの就職活動はどんな感じだったですか?

奥行 あっ、就職活動ですね。これがまたなかなかわけのわからんことをしましてですね。就職活動と称して1年間アマチュアで芸人活動をしました。

ー・・・・。どういうことですか?!芸人になりたかったんですか?笑。

奥行 実は小さい時から人よりも少しだけ面白いと言われていまして。調子に乗って小学校のアルバムに"芸人になりたい"と書きました。

それが高校時代の仲間と面白いことや楽しいことをすることよって、芸人になりたいと明確に意識するようになりました。3年生の時に、自分よりも何倍も面白い人達の存在によって自分の発想なんて浅くてちっぽけなもんだと気付くんですけどね。

でも自分のお笑い能力がどれぐらい通用するかを試してみたくて、1年だけやってみることにしました。今振り返ると1年だけという時点で本気じゃないんですけど、当時はネタを作ってアマチュア芸人の人達が集まる舞台でネタを披露していました。

ーいやぁそれはなかなか面白い経験ですね!通用しましたか?

奥行 全っっっく通用しませんでしたね。笑。受けるネタもあったんですが、高校時代と一緒で面白い人はそもそもの発想力が違う。「そんなワードやネタの展開思いつかない!」っていうレベルがアマチュアクラスでゴロゴロいる。自分はこの世界では生きていけないと思いました。挫折感もないほどの敗北です。笑。でも舞台にたったことによって、大勢の前で話す時に緊張することはなくりました。それだけでも自分の人生にとってプラスかなと思っています。

ーそんなにすごいんですね。。プロでやっている人のレベルって凄まじいんでしょうね。それで就職活動はどうなったんですか?

奥行 芸人の道はすっぱりと諦めて俗にいう一般的な就職活動を行いました。その時の私の企業を選ぶ軸は、結局小学校時代から変わっていなくて"一風変わっているな""面白い"と思われるような企業でした。"自分自身を認識する"という経験を積んだり"物事の意味を深堀する"思考になっていたにも関わらずです。笑。支離滅裂ですね。そこで選んだのが老舗の寝具メーカーでした。ふとん屋ですね。

ーふとん屋さんは確かに珍しいですね!なぜその企業を選ばれたんですか?

奥行 合同説明会に行った時にその企業が展示していた"人生の3分の1は睡眠です"という看板が目に飛び込んできて、「これや!俺の探し求めていたものは!」となりました。笑。そんな言葉聞いたことないけど、確かに言い得て妙だなと思うし、ふとん屋で働きたいと思う若者なんてなかなかいないはず。(すいません許してください)これは自分の軸とピタリと合ったなと思いました。過酷な毎日が待っているとはつゆ知らず。笑。

ー過酷な毎日が待ってるんですね。笑。その話も聞かせていただきたいです!寝具メーカーという仕事が中々想像できないですので。

奥行 はい!是非!ただ今日も長めのインタビューになっていますのでこの辺で終わっておきましょう。笑。

ーそうですね。笑。終わりましょう!

奥行 ありがとうございました!

編集後記

本日はここまでとなります。何かちょっとわけのわからない話が続いたかもしれませんが、当時の僕はこの学生団体に対して真剣に取り組んでいました。そしてそこに真剣に取り組んだ結果、自分が生きていく上での武器が出来たと思っています。これからインタビューをしていこうと思えたのもこの経験のおかげです。

ということで今回の記事でわかる奥行太郎の特徴です。

・所属した学生団体で"対話"というコミュニケーションを身につけた
・1年間だけ芸人を目指した
・就職活動の軸は"一風変わっている""面白い"と思われる企業
・結果老舗の寝具メーカーで働くようになった

次回は【過去編〜社会人という名の修行〜】をアップします。

暖かい目で見守っていてください。何卒よろしくお願いいたします。


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