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キャリコン試験までに取り組んだこと

はじめに

「キャリア面談の手法を体系的に学びたいな」と思っていた時にキャリアコンサルタントなる資格を知りました。

とりあえずやってみるかという軽いノリで概要も理解せず申し込んだ結果、資格取得まで合計工数170hかかって、フルタイムで働きながらやるのめちゃ大変。
正直なめてました。

講義中に離脱する人もちらほら。

さらにいざ学習しはじめたら「補助金の大枠を理解できる記事が少ない」「勉強方法について記載している記事が少ない」ことに頭を悩ましました。

そこで、合格するまでの「勉強の進め方」と「取得してどうだったか」をゆるーく書き記すことにしました。
どこかの誰かのお役に立てれば幸いです。

このnoteで分かること

・補助金について
・勉強の進め方
・勉強して役立っていること

養成講座とロープレ練習や論述の添削、講座の仲間のおかげで、無事に合格することができました。感謝しかありません。

▼試験結果(日本キャリア開発協会)
・学科82/100
・論述41/50
・面接69/100

日本キャリア開発協会 試験結果


資格取得までの流れ

(1)養成講座に申し込み、講座に出席する
・受講当時の講座内容
全11回✖️8時間半(毎週日曜🤮)

おーはらおーはら本気になったら大原の大原学園にしました。なぜなら大手で知ってるからです。

・養成講座費用
¥270,600-(教育訓練給付金の申請で70%が後日返ってくる)

(2)養成講座の修了認定テストに合格する
・養成講座の「最終日」の試験がある。
合格すると修了証明書が養成講座を受講した機関より郵送。
・修了認定証がないと試験受けれません。

(3)国家資格キャリアコンサルタント試験に申し込み試験を受ける
・学科(マークシート)・論述(筆記)・面接(1on1)の3つの試験があります。
試験は2団体から選べるので、自分が興味ある方を選択。

教育訓練給付の申請フロー

結論から言うと費用の70%が返ってきます。
養成講座終了後、申請で50%の補助。
試験合格後、申請で20%の補助。

私の場合は¥270,600を養成講座に支払っていたので、申請後、1週間程度で¥135,300が支給されました。
試験合格後、さらに¥5,4120円が支給されました。

給付金の詳細はハローワークの担当者が非常に分かりやすく、そして親身になって教えてくれました。
受講することが決まったら、問い合わせてみることをお勧めします。

勉強の進め方(合計工数170h)

キャリアコンサルタント試験では、マークシート、論述、面接の3つの試験があります。
各勉強方法について、時系列に沿ってかかった工数と合わせてざくっと解説していきます。
養成講座支給の教材と過去問以外は一切使用しなかったです。

(1)養成講座(全11回×8.5h)
(2)学科対策(マークシート式)
(3)論述対策(記述式)
(4)面接対策(対面での面談)

(1)養成講座 93.5h

・期間
2022年4月中旬〜7月中旬

・時間
9:00~18:30(毎週日曜日)✖️全11回

・内容
理論学習、グループワーク、ロープレ

養成講座の予習、復習は一切しませんでした。
ただし、授業中は理論を中心に内容の理解に努めました。
顔出ししないといけない。これが辛い。
毎週日曜に8.5h講義があるので嫌気がさしていました。かなりストレスでした。

学びたいのではなく、ただ試験に合格したいだけの人は辛くて離脱していきました。とてもおもんなさそうに受けてる人もいます。
意外に50代後半が多いのにもびっくり。リカレント素晴らしい。

(2)マークシート試験対策 60h
・対策時期
2022年9月〜10月
養成講座終了後1ヶ月半はキャリコンの勉強から離れました。

・対策内容
学科は50問で35問以上の正答(7割)で合格となります。

学科対策で必要な勉強は1つだけ。
「過去問の全設問の選択肢まで分からないところが無くなるまで解く。」
分からない問題は都度、養成講座のテキストで確認をしていきます。
過去問の第20回〜15回を3回チャレンジして、分からない設問や選択肢が無い状態にしました。これだけで学科は7割以上、取得できるようになると思います。
下記のように、第20回〜第15回の過去6回分を期間を開けて3回解くようにしました。
50問中の正答数を下記のように記録していきました。

過去問の正答数一覧

同時並行で、基礎を構築するために、養成講座のテキストの内容や試験に頻出の理論や間違った設問、理解の浅い理論や制度を単語カードに記入して、何度もみることで長期記憶に定着させました。
理論5割・時事問題5割くらいの割合で出題があるので、時事問題は最新の白書等の概要を見るようにしました。

単語カード

 (3)論述対策 10h

・対策時期
2022年9月〜10月

・対策内容
論述対策は養成講座修了後に先生方が無償で添削を行ってくれる制度があったので利用をしました。

過去問を解く前に「書き方が分かりません」と講師に伝えたところの「とりあえず自分なりに一回書いて出してみて」と指示があり、渋々提出した記憶があります。
とりあえず出してみたことにより、添削で何が悪いかが明確になり、2回目、3回目、4回目と提出するスピードと回答の質が上がっていきました。
添削で指摘されたことを次の過去問に取り入れて、自分の勝ちパターンを見つけていくことで、自信がついて行ったと記憶しています。

利用できる制度はさっさと利用した方が、自分の為になるので積極的に利用することをお勧めします。

論述が出来るようになると面接も出来るようになってきます。
経験代謝を論理的に理解できるようになるからだと思います。

論述練習例 赤字は個人的なメモです。
(添削はもっと細かくコメントがあり指導してくださいます。)

 (4)面接対策 8h

・対策時期
2022年9月〜10月

・対策内容
面接対策も養成講座終了後に先生方が無償でオンラインや対面でロープレを行ってくれる制度があったので利用しました。

予約枠に限りがあるので、頻繁には出来ませんでしたが合計6回実施したと記憶しています。

養成講座修了後の手厚さにびっくりしながら、とりあえず資格界で有名なところにしとこうと思った自分を称えてあげたい。

先生方本当にありがとうございました。

勉強して良かったこと

学んで一番良かったなと思うことは「マネジメント」「育成」「面談」「信頼関係構築」に学んだ内容が大きく貢献すると言うことです。

養成講座で学んだことを実務に生かすと言うことをひたすらしてきましたが、効果がありすぎて面白いとまで感じています。

ヤフーの1on1について書かれた書籍もキャリアコンサルタントで学んだ理論が数多く出てきているので、やはり社内1on1の仕組み化に役立つのかなあとも思っています。

キャリアコンサルタントの試験合格に170hもかかると想定していなかったので、大変疲れましたが、取得して良かった資格です。

正直、他の養成講座の内容についてはよく知りませんので比較はできませんが、サポート体制が充実しているのは間違い無いので某学園はお勧めです。

以上となります。



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