企業が求める「コミュニケーション」とは?
皆さんこんにちは。
最近異文化コミュニケーションを研究している天天です。
アメリカで現地採用を担当する機会が多くなって、
異文化×異言語のコミュニケーション
に苦しみながら、見えてきた
「日本企業が求めるコミュニケーション」を語ります。
※現在の役割上、アメリカ法人で求めるコミュニケーションが分かってくると良いのですが、その前の一時着陸として「日本企業が求めるコミュニケーション」が見えてきました。
アメリカの採用で気づいたこと。
それは
日本の就職活動は超異文化コミュニケーション
もはや異次元コミュニケーションと言っても良いでしょう。
学生と社会人の立ち位置というか、背景が違い過ぎます。
アメリカももちろん大筋同じなのですが、
彼らはインターンシップ経験があったり、
儒教的な年齢を気にしたコミュニケーションがなかったり、少しマイルドな気がします。
私なりの比較は以下の通りです。
もちろんアルバイト経験などによっても作用されるでしょう。
ちなみに
そもそも「コミュニケーションが大事」と言っているのは、
別に「初対面の誰とでも仲良くなれる」とかそういう意味ではない。
今回は2つのレベルを論じます。
レベル1
レベル1として、
「背景が全然違う私(私たち)と話が成り立つレベル」
です。
具体的には、以下の様な行動です。
質問の意図が分からなければ、丁寧に聞き返せる
質問の意図に対する回答ができる
(ここでの回答は「分かりません」でも良い)自分の話をするときに、相手に背景を理解させられる
失礼のない言葉遣いができる
(たとえ誤った敬語を使っても誠意が伝われば良い)感謝と謝罪が即座に伝えられる
話の内容と表情・態度が一致している
(感謝は笑顔、謝罪は申し訳なさそう等)
古い価値観と思われることもあるでしょう。
仕方ありません。相手の大部分は数十年前に常識を得た人ですから。
その意味で、必要なマインドセットとしては
「仮に自分の価値観と異なる行動が求められた場合、
相手の価値観に寄り添った行動をする」
あるいは、
「自分の世代が旧時代と新時代をつなぐために頑張る世代だ」
というものでしょう。
私の好きなイラストがコレです。
いやーー秀逸。ダイバーシティとか働き方改革とか社会保険とか超諸々。頑張るぜ!って感じですわ。
レベル2
レベル2としては、
「質問に回答する中で自然に追加情報を入れるレベル」
です。
就職活動であれば、
Q:学生時代に力を入れたことは?
A:テニスサークルです。
これでは、相手の質問の意図を把握していたとしてもつらいでしょう。
(この例はちょっと適切ではなくて、質問の意図は「学生時代のアピールを聞かせて」というものなので意図すら把握できていないのですが)
その後に、「例えば・・・」みたいなことですね。
仕事であれば
Q:休日は何しているの?
A:読書です
の後に、「〇〇がきっかけでハマり始めたんですよ」「△△さんが面白くて」などでしょう。
願わくば、就職活動であれば、
「この点を御社で働く際に活かせると思います!」
とアピール入れたいところですね。
まとめ
正直、このレベル2ぐらいあれば、コミュニケーション能力は十分だと思っています。
というか、究極的にはコレです。。。
笑顔
笑顔が維持できればコミュニケーションは何とかなる!!!
では、皆さん笑顔の溢れる日々を。
Have a wonderful day!
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