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「アニメージュとジブリ展」(松屋銀座)

【内容】
アニメ雑誌のアニメージュに関する展示と、雑誌編纂していた徳間書店が出資して出来たスタジオジブリに関する展示。

【感想】
展示期間としては明日までとのことで、ネットでのチケット販売を見たら、夕方5時40分にチケット取れたので、行ってみることに…

アニメージュといえば、映画のナウシカの公開前夜、なん誌かあったアニメ雑誌の中で、ナウシカのカラーページや漫画が載っているということで買っていました。
小学校低学年の頃で、当時の子供にはかなり高価だったアニメージュを、お年玉を切り崩しながら買っていました。

展示自体は、雑誌とかの拡大展示と、アリバイ作り的に置かれた原画や複製原画とかと、造形作家よ竹谷貴隆之のあまり制作期間とか取れていない感じの巨神兵の造形とか…
まあ、デパートの上層階での展示なんで、こんな感じかなあといった感じでしたが…
とはいえ、展示を観ていて、当時のアニメーションの熱気みたいなものが感じられる展示でした。
アニメージュの編集長もやっていた鈴木敏夫などを中心に、アニメ業界への様々な働きかけをしていたことなどは、今の日本のアニメにはかなりの影響与えてたのかもと思ったりしました。
富野由悠季や宮崎駿、押井守といったアニメ作家として、世間に認めさせていったり…
雑誌の編集したがら、制作したアニメは、大ヒットして、それをきっかけに設立したアニメ会社は後に国民的、世界的なアニメ制作会社となり、日本の映画興行の記録を塗り替え、アメリカのアカデミー賞まで獲得する。
そう考えると、なんかこの時期の鈴木敏夫周辺の人たちの挙動が、その後の日本や世界のアニメ業界に与えた影響はかなりのものであったのだと、改めて感じたりしました。
子供の頃、アニメージュを買っている自分に向かって、「いつになったら、アニメみたいなものかな卒業できるのかねえ」と親にニヤニヤ笑いながら言われたりした時代からは隔世の感があると感じたり…
本当にあの頃、アニメとか漫画というだけで、嘲笑の対象だったなあとか…

会場内は一般のなんとなくきた感じのカップルや子供連れの中、マニアな人たちの会話もちらほら聞こえて来ました。
20代くらいの太めの男性2人組は、父親がSFマガジンの創刊号から全てのバックナンバー持っているとか…

小学生の娘を連れた白い太縁メガネ横山光輝の三国志のスカジャン来た男性は、ミンキーモモとペルシャは、一度直接対決するアニメーションが作られているだよとの声が聞こえて来たりしました。その男性とは、観ている経路やペースがあまり変わらなかったので、途中、娘に対してのマニアックな解説が凄く聴こえてきたりしました。娘は多少引き気味ながらも、所々返事をしているのが印象に残りました。こうやってそっち方面の英才教育ってされていくんだなあと思ったりもしました。
と思ったりしているうちに、この声、どっかで聴いたことある声だぞ…
多分、というかこの声の主は、ラジオ出演したりしているコンバットレック!!!
なんてこともあった展示でした。

https://animage-ghibli.jp

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