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『ウォーレン・バフェット 賢者の名言365』(著:桑原晃弥)

【内容】
投資家バフェットの著作などから、投資や人生についての名言と、その解説をまとめた本。


【感想】
バフェットとその投資家人生において、何度も時代遅れと言われつつも、最終的には巨大な資産を積み上げていくことで、その生き方が注目されるようになっていく。
コーラーとハンバーガーが好きで、高齢になった今もその食生活を続けているとか、あの高齢で投資家として健康に成功し続けているから、なんか良い風に見えているだけの面もあるような気もしないでもない。
社会貢献に関する言動にしても、以前はあまり積極的でなかった理由を、充分貯めて社会貢献が出来るようになってから、使うつもりだったとかといった発言とか…
シュリーマンがその著書で、子供の頃に夢見た古代遺跡の発掘のために若い頃にお金を貯めたと書いていたが、実は発掘を始めるようになってからの後付けだったんじゃないかなんて話も聴いたりすると、実際はどうなんだろうとも思う。
何はともあれ、良いことをしたのだから結果オーライだといえば言えるとも思うが、後からその人物のことを理解したりとか、他の人間がその後を追おうとした場合には、それは大いなるノイズになってしまうのではないかとも感じる。
それも含めて人間なんだよとも思いつつも、人間社会は、そうした現実や虚構、そしてそのどちらとも言えない領域の中が複雑に絡み合って出来ているのではないかと…

https://bookmeter.com/books/20530967

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