『マティス 自由なフォルム展』(国立新美術館)
【内容】
20世紀の巨匠アンリ・マチスの到達点の一つである「切り紙絵」と、その手法に到達するまでに関する展示。
【感想】
今回の展示では、様々な絵画希望の挑戦だけでなく、版画作品や彫刻、陶磁器など様々な作品が展示されていました。
そうした作品の試行錯誤の上に、後のマティスになっていったのだということが伝わって来ました。
特に『ダンス』の修作などではわかりやすかったのですが、幾つかのラフの経過の展示を観ていくと、線や形態、画風が整理され、洗練されていく様子がつぶさに見てとれました。
マチスの画業全般を振り返るといったタイプの展示ではなかったですが、個人的には興味深い展示でした。
https://matisse2024.jp
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