『「もう歩けない」からが始まり（著:ぱやぱやくん）』〜自衛官的メンタルと、知られざる日常

【内容】
防衛大学卒業の元陸上自衛官による自衛隊的メンタルの保ち方と、自衛隊員の日常を描いた本。

【感想】
「もう歩けない」
と思った瞬間から、自衛官の本当の訓練が始まる。
自衛隊内では、そんな考え方をあるのだそうです。
この本を書いた著者は、X（旧Twitter）で興味深い内容を頻繁に投稿しており、以前から気になっていたので本を読んでみたところ、非常に興味深い内容でした。
そうしたメンタルや体調に関する考え方についても、興味深く読んだのですが、それ以上に、地域性や県民性による自衛官の傾向についての記述が印象的でした。特に、肉体的・精神的に厳しい状況で表れる人間性は、その人の本質をより明確に見ることができる機会だと感じました。
さらに、自衛隊の駐屯地には心霊スポットが多く、祠が建っていることも多いという話や、夜の見回りが非常に怖いといったエピソードは、実際に自衛官でなければ知り得ない話で、非常に興味深く読むことができました。

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