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40代の転職 いよいよ初面接!! その2

さて、初面接が決定し、時間も場所もなんとか確保。高鳴る鼓動を押さえながら、予約しておいたレンタルスペースに30分前から待機する。「しかし、写真の印象とはずいぶんちがうなあ。。」そうなんです、レンタルスペースは転職活動中、何度も利用しましたが、予約画面の写真のイメージと実際の内装はずいぶんと違うんです。

それもそのはず、基本的にレンタルスペースというのは、なかなか一般的には賃貸しづらい築古のビルやボロマンション、ボロホテルなどを少しだけお化粧して、時間貸しにしようとしているものが多く、見せかけだけは多少綺麗にできても本質的にはボロボロの物件が大半なんです。

特に水回りはいまいちで、三点ユニットや、ウォシュレットが無いような部屋もざら。綺麗なトイレ出ないと用を足せない方は、事前によく調べておいた方がよいですよ。

面接開始!

ドキドキしながら机の前でアイパッドを開き、5分前からZOOMで待機する。「お待たせしました。」いよいよ面接官が入ってきた。「こちらは以上の3名になります。」いきなり3対1か。緊張するぜ。。

転職の動機、何故当社を選んだか、他の転職希望先の有無・および活動状況、私のスキル、職務経歴、希望する処遇、いつから働けるか、等々。先方からの質疑応答が続く。「なんだか杓子定規な質問だな。。」心の中で思いながらも無難にやりとりは続いた。

私が申し込みをし、初面談に至ったのは、某大手SIer。聞けば誰もが知っている大企業である。お堅い印象なのもやむ無しか。メガバンクよりは自由な社風なのだと思ったんだけど。

面接終了。その結果は?

先方からの質疑応答後、こちらからの質問。一般的な一日の仕事の進め方や、仕事を進める上でのやり甲斐など、こちらからも一般的な質問を無難に進めていった。その後、フリートークのような時間。

「しかし、〇〇銀行の管理職までなって転職とはね。もったいないとは思わないんですか?弊社ではそこまで高い給料は払えないかもしれませんよ??」またその話か。。
自分のなかではとっくに決着している話なんだけどな。。いつもと同じ答えを返す。

「それでは結果については改めてメールでお知らせしますので、しばらくお待ち下さい。」たっぷり一時間。ようやくおわったか。。

初の面接。事前に想定問答や発声練習などもしていたので、やり取りはスムーズだった。ただ、会話の中で私自身も先方のイメージに少しひっかかりを覚えたことと、先方も、「こいつ、本気でうちに転職する気あるのか?冷やかしではないのか?」と思われたようなふしもあった。

約一週間後、「今回は貴殿のご期待に沿えない結果となりました。」やはりそうか。何度となく見た文言。。ただ、今回はこれまでのような失望は無かった。不採用となったことは残念ではあったが、一つはっきりしたことは、国内系の大企業では、メガバンクにいたときと大差ないんだろうなと。更には、転職組という外様でいる限り、メガバンクにいるよりもしんどい思いをするかもしれないだろうな、ということ。これが分かったことは大きな収穫であった。

転職の軸が一つ増えました。

その日以来、私の転職の軸、「やりたいこと」「やれること」「一定の給料」の3つの他に、「非国内大手=外資系orベンチャー系」という軸が加わったのだ。これが後々考えれば大正解だったのだが。

この時点では何が正解なのかはまだまだ分からないなか。それでも着実に転職活動のステップが上がっていくことを感じながら、初めての面接の不採用をいう結果を私は受け止めた。

残念でもあり、清々しくもあり。冬の足音が聞こえ始めた11月のことであった。


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