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私学を分析する視点とその理由

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私学を外部情報から分析する際にどういうところに気をつけているのか、私なりの視点をご紹介しています。
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#私立

最近の求人票で増えていると感じること(待遇改善の波が来た?)

これはあくまで私個人の感覚的なものを含むので、確証がどれくらいあるのかと言われてしまうと具体的に根拠を示せるわけではありません‥ 基本的には各学校の求人票の内容が改善しているのではないか、という方向性の記事になりますので最後までお付き合いいただければと思います。 さて、皆様ご存知の通り、私は日本私学教育研究所などで公開されている私学の求人情報を少し深めてブログで紹介しています。 少なくとも週に1回は更新を維持している(たまにミスって遅れることもありますが)からこそ全体の

私学を分析する視点とその理由(学校規模編)

このマガジンの7本目の記事になりました。 内容としては、少し以前の記事と重複するところがあるかもしれません。 <以前の記事> 教科の中のことについて、深堀りしていきました。 今回は、もう少し学校全体に視野を広げていきたいと思います。 マガジンはこちらから。 1.その学校で求められている専任教諭は何人か週あたりの時間数が多い教科や、多くの学年に設定されている教科の場合、その学校で求められる専任教諭の人数は当然多くなります。 国語・数学・英語などは顕著でしょう。

私学を分析する視点とその理由(教科教育編)

このコーナーも第5回となりました。 マガジンはこちらから。 いよいよ教科の中身について考察していきたいと思います。 1.コース設定や文理分けなどを確認今までブログにて分析してきた学校は2校ありますが、それぞれわかりやすいので振り返ってみたいと思います。 まずは神奈川県の浅野中学校・高等学校から。 中学1年生と中学2年生では6クラスが均等にクラス分けされるそうですが、中学3年生と高校1年生では英数クラス(学力上位者)を設置しています。 英数クラス以外の5クラスは均等

私学を分析する視点とその理由(部活動編)

第4回の更新です。 マガジンはこちらから。 本日は賛否両論ありそうですが、部活動について見ていきたいと思います。 1.部活動の種類と数当たり前なのですが、これは必ずチェックしましょう。 種類と数に対して、学校規模が適正なのかどうか、教員の数は十分かどうかというのは1つの検討材料です。 かつて自分が勤務していた学校では、部活動の数に対して教員の数が少なくて大変そうだったこともあります(当時私は非常勤講師)。 どうしても魅力発信のために、部活動の種類を増やしがちな私学

私学を分析する視点とその理由(施設・設備編)

私学を分析する視点シリーズの第3回。 前回の記事はこちらになります。 本日は「施設・設備編」になります。 施設・設備面について何を気にしているのか、そんなものの見方もあるのかという観点のご紹介になればと思っております(もちろんあくまで一面であることにはご注意ください)。 具体的に、徹底的に分析している記事は現時点では以下の2校になります。 それでは具体的に内容のほうに入っていきたいと思います。 1.学校の施設・設備の種類と数(屋外施