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最近の求人票で増えていると感じること(待遇改善の波が来た?)

これはあくまで私個人の感覚的なものを含むので、確証がどれくらいあるのかと言われてしまうと具体的に根拠を示せるわけではありません‥

基本的には各学校の求人票の内容が改善しているのではないか、という方向性の記事になりますので最後までお付き合いいただければと思います。

さて、皆様ご存知の通り、私は日本私学教育研究所などで公開されている私学の求人情報を少し深めてブログで紹介しています。

少なくとも週に1回は更新を維持している(たまにミスって遅れることもありますが)からこそ全体の傾向の変化も感じられるのではないかと思っています。

ここ最近(特に今年度?)は、非常勤講師でも一定条件を満たせば私学共済への加入ができるという福利厚生の条件を明示している学校が増えているような気がしています。

今まで、ここまで明らかに非常勤講師の待遇を明示していたことはなかったように思います。

ただ、もちろん、明示していなかっただけで、内規としては設定していたという学校も実際のところはありました。
私自身もそういう学校で勤務していたことがあります。

採用とか選考の時点では私学共済への加入の可否なんかは話題にも上がりませんでした。

勤務開始前の打ち合わせのタイミングで、偶然、事務方に確認するように管理職の先生からアドバイスをいただいたという程度でした(もう少し踏み込んだ条件については記事参照)。

今までは入職してみないとわからなかったことが、いい意味で情報公開されるようになってきたと思います。

この非常勤講師でも一定条件で私学共済へ加入できるというのは、気にしているのでブログでもできるだけ併記するように意識はしています。

見つけたらツイートすることもあります。

千葉県では、11/11時点の更新で御三家の市川中学校・高等学校が理科(化学)の実験助手に対して、週に20時間以上の勤務で契約した場合に私学共済に加入できるという条件まで明記しています。

また、1/6時点の更新で東邦大学付属東邦中学校・高等学校も、国語・数学・理科の非常勤講師の募集で10時間以上で私学共済加入という条件が明記されています。

残念ながら、埼玉県はそういう情報はまだ見ていません(見逃しているだけかもしれませんが‥)

都内だと、12/3時点の更新で早稲田中学校・高等学校が理科の助手に対して、週4日以上の勤務で私学共済へ加入できることを明示しています。

他には芝浦工業大学附属中学高等学校も私学共済への加入を匂わせています。ただ、こちらは具体的な時間数や出勤日数のラインが判定できる材料はありません。

他には東京高等学校も「条件を満たすと加入できる」という示唆があります。

非常勤講師は基本的には不安定な雇用形態ではあります。

それでも私学共済への加入ができれば、将来への不安は少なからず解消されるのではないでしょうか。もちろん、微々たるものに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、それでもありがたいことには変わらないと思います。

今後もこの流れが加速していき、お互いにwin-winな雇用関係が持続していくといいな‥と思っています。

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