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4-3 外資のコアバリューとは
あなたは自分の会社の企業理念を言うことができるだろうか。
いや、そもそも知っているだろうか。新入社員研修でちょっと聞いたかもしれない、もしくはその機会さえなかった人もいるかもしれない。
企業理念、コアバリューと呼ばれるものはその企業の社会的な存在意義であり、企業活動の根幹を成す考え方だが、日本企業にとってはそんなどうでもいいものになっている。一方、世界的なマルチナショナルカンパニーはそのコアバリューに基づいて会社の方向性や戦略を決定するため重要性が大きい。
またマルチナショナルカンパニーには強烈なカルチャーがあることがあり、それは独特な雰囲気といってもいいし、強い癖といってもいい。
ビジネス書籍の名著「ビジョナリーカンパニー」にも書かれているが、偉大な会社にはカルトのような文化があり、一見すると宗教じみた強い考え方で支配されていることがある。同じ文化背景を持つ人が大半で構成されている日本企業からそのような外資系企業へ転職した場合、そのような宗教じみた雰囲気に強い違和感を覚える人もいると想像される。実際私もその一人であった。
しかし人種、文化、宗教など様々な異なるバックグラウンドをもった社員を一つのコアバリューの下に同じベクトルに向かわせるためには、ある種のマインドコントロールはむしろ必然であり、そのような強いコアバリューを有する会社に入ったとしたらむしろポジティブに感じるべきであろう。
私は転職先選定に当たって外資・内資の区別をすること自体無意味だと考えているが、このような文化の違いをネガティブに捉えないよう予め心の準備をしておくことをお勧めしたい。
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