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当たり前の世界があってこその『スポーツ』

今年世界に最も大きな影響を与えている新型コロナウイルスにより、殆ど全てのスポーツ大会が中止や、延期になった。

東京オリンピック、プロスポーツ、甲子園、インターハイ、毎年当たり前の様に行われて来たことが今年は行われない。

私自身テニス選手であるが、今の時点で7月中旬までの国内大会、7月31日までの国際大会の中止が決まっている。

新型コロナウイルスが世界的に大流行するまでは、当たり前のように遠征に行き、試合をして帰ってくる。

それが私達スポーツ選手の普通であったが、一気にプロ、アマチュア、学生、全てのスポーツ選手が仕事、目標を失った。

ただ、今回改めて感じたことだが、医療従事者を始め、私たちのライフラインを守ってくれている仕事に就かれている方々の仕事がなくなることはない。

スポーツはあくまでもエンターテイメントであり、それらは私達が最低限の生活を行う上で必要な方々の仕事があってこそ成り立っていると改めて感じさせられた。

スポーツが最低限の生活に必要か、必要でないか、と言われれば、必要ない。

もちろんスポーツが私達の生活や人生を豊かにしてくれるものであることは間違いない。

ただ、もしスポーツが再開されたとしても、それらは私達の生活の根っこを支える為の仕事を必死に行ってくれている方々のお陰であるということを、忘れずにこれからもスポーツをやろうと思う。


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