坂井勇仁

テニスに関わってます.清風高校卒.早稲田大学卒.庭球部元主将【YouTubeチャンネル…

坂井勇仁

テニスに関わってます.清風高校卒.早稲田大学卒.庭球部元主将【YouTubeチャンネル】https://www.youtube.com/channel/UC5_8M3NboVSHxu1wcLVv2tw

マガジン

  • 体育会について語る記事。主にテニス。

    体育会について語る記事。主にテニス。

  • 私が何をしてきた人か。

    ここは主に、私がどんな人物か知れる記事です。

最近の記事

観られない、国内テニス。

新型コロナウイルス感染拡大により、世界中が大変な状況に陥っている中、スポーツ界も東京オリンピック延期を始め、多大な影響が出ている。 その様な中、国内テニスも大会中止や延期が相次いでおり、数多くの国内テニスツアー大会(JOP)、実業団チーム日本一を決める団体戦であるテニス日本リーグは中止とされ、全日本テニス選手権すらも、大会規模縮小を余儀なくされた。 ただ、プロ野球、Jリーグなどは新型コロナウイルスの影響を受けてはいるものの、他スポーツに比べると通常通り試合が行われており、

    • 当たり前の世界があってこその『スポーツ』

      今年世界に最も大きな影響を与えている新型コロナウイルスにより、殆ど全てのスポーツ大会が中止や、延期になった。 東京オリンピック、プロスポーツ、甲子園、インターハイ、毎年当たり前の様に行われて来たことが今年は行われない。 私自身テニス選手であるが、今の時点で7月中旬までの国内大会、7月31日までの国際大会の中止が決まっている。 新型コロナウイルスが世界的に大流行するまでは、当たり前のように遠征に行き、試合をして帰ってくる。 それが私達スポーツ選手の普通であったが

      • 体罰、怒鳴ることからは何も生まれない。

        今回は、近年社会問題にもなっている、『運動部活動での体罰問題』について触れながら、私の失敗だったと感じた経験を書く。 指導者側の暴力、怒鳴り散らす行為、そういった人がチームにいても、周りから見ていても、気分の良いものではない。 私は日常的にそういったことをする指導者が嫌いだ。 擁護する訳ではないが、指導する上で過剰なストレスを感じたり、熱くなる中で指導者側も自分を上手くコントロールできなくなるのは理解できる。指導者も普通の人間で、完璧ではない。 しかし、だからといって怒

        • 風通しの良い組織、交換ノート。

          今回、『風通しの良い組織作り』について書いていきたいと思う。 まず、『風通しの良い組織』とは何なのか。私は、先輩後輩関係なく、考え、意見を言い合える組織が理想だと思っている。 これは、タメ口で話したり、上下関係が完全に崩壊していることではない。(私は別に年下にタメ口で話されることを気にしないが) 組織内で、後輩から先輩に対して言いにくいことは必ずある。これは部活動に留まらない。社会に出てもあることだ。 私は下級生、後輩から考えや意見を聞き出せ、それを形にできる組織が風

        観られない、国内テニス。

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        • 体育会について語る記事。主にテニス。
          7本
        • 私が何をしてきた人か。
          1本

        記事

          『レベル問わず』大学生テニス選手は一般大会へ。

          今回は私の願望が混じっていることを前提に、興味のある方は是非読んでほしい。 私は、大学生テニス選手は、レベルを問わず、一般大会(JTAの大会やITFの大会)に出るべきだと考えている。 なぜなら、大学生主体の大会のみでは、年間試合数が少なすぎるからだ。 【年3大会で実力を発揮できるのか?】凄く極端な例を挙げるが、私と同じ部活だった大学生テニス選手M君は、春の関東学生、夏の関東学生、冬の新進選手権、全て予選で負けて、リーグのメンバーでもなかったので、年3大会で1年が終わった

          『レベル問わず』大学生テニス選手は一般大会へ。

          4年間モチベーションを保つ事が難しい、大学生アスリート。

          今回、体育会の部活動で活躍する大学生アスリートが、4年間競技に対するモチベーションを保つことの難しさについて書く。 私は体育会テニス部に所属していたので、大学生テニス選手に着目し話を進めていく。 前回の記事(note)に、国内の大学生テニス選手が、プロテニス選手に匹敵するくらい強い事。大学生テニス選手が、卒業後テニス選手にならない確率が99.9%以上である事を書いた。 今回、私自身が大学時代に感じた事も含め書いていく。 【プロテニス選手にならないのに、体育会で、必死に

          4年間モチベーションを保つ事が難しい、大学生アスリート。

          熱い、強い、大学テニス。

          今回は、シンプルに日本の大学テニス界のレベルの高さについて書いていきたいと思う。 毎年10月に行われる全日本テニス選手権。優勝賞金も400万円と国内大会最高規模を誇る。 ATPツアーやATPチャレンジャーを主戦場としている選手は近年出場しない傾向にあるが、日本のテニス選手なら誰もが憧れる舞台だ。 その全日本テニス選手権では近年、プロ選手を相手に互角以上に戦い、勝ち上がっていく学生テニス選手の活躍が目立つ。 男子シングルスだけで見ても、昨年(2019)は島袋将選手(早稲田

          熱い、強い、大学テニス。

          人を誹謗中傷するということ。

          今回、ネットで他人を誹謗中傷、全く理由もなく批判する人の数が本当に多いことについて書く。 顔出ししていたら言えないような言葉でさえ、匿名や、ネットでは簡単に言えてしまう。 今回テニスとは少し関係ないが、SNSでの誹謗中傷などが原因で起きた事件について皆さんに知って欲しい。 【指殺人、ネット上の言葉は凶器になる】2019年10月、韓国で起きた非常に悲しい事件だ。 韓国人気アイドルグループメンバーの女性が、SNSでの猛烈な誹謗中傷に心を悩ませ、25歳という若さで自らの命を絶

          人を誹謗中傷するということ。

          部活動に『罰』は必要か?

          あなたの部活には、罰がありますか? 寝坊、遅刻、部活のルールに背いた行為があったとき、罰を受ける。部活内の法律のようなもだ。 今回は、部活動での罰について、私なりの見解を書く。 【『何に問題があるのか』を理解させる】罰にも種類があり、罰トレーニング、罰掃除、罰金(これは正直部活では良くないと思う)、謹慎など、他にも見てきたもの、聞いてきたもの多々ある。 高校、大学では指導者、先輩による体罰的なものもあるかもしれない。私は体罰が大問題になった例も身近に経験してきた。

          部活動に『罰』は必要か?

          伝統を壊してみる

          『伝統』、歴史を感じられる素晴らしい言葉だ。私が所属していた、清風高校も、早稲田大学も、テニス界では伝統校と呼ばれている。 私は伝統には、良い伝統と、悪い伝統があり、悪い伝統は時代の流れと共に変化させ、いらない部分は切り捨てて行かなければならないものだと感じている。 今回、私が学生時代に部活動で悪い伝統だと感じていたほんの一部分、下級生の雑用について書いていく。 どの部活動にも、下級生が行わなければならない仕事が存在するかと思う。昔からある下級生の雑用、冷静に考えれば無

          伝統を壊してみる

          何故、体育会へ入るのか?

          『何のために体育会に入ってそこまで頑張っているの?』この問いにはっきりと、自信を持って答えられる学生がどれだけいるだろうか。 プロ選手になる為? 良い企業に就職する為? ただスポーツが好きだから? 私はテニス部だったので、テニスで例えるが、大学の体育会からプロテニス選手になる人間の割合なんて国内で0.1%以下だ。 ここではプロを目指して体育会の部活にいる学生の話はしない。それ以外の人達について考えていく。 良い企業に就職したければ体育会に入らずとも本気で就職活動す

          何故、体育会へ入るのか?

          全国13連覇中のテニス部のキャプテンを任された話

          私は、2017年11月から2018年10月までの約1年間、伝統ある早稲田大学庭球部の主将を務めた。数々のプロ選手を輩出し、確実に日本のテニス界の発展に貢献している組織だ。私もその部活のOBと言える事を誇りに思う。 早稲田大学庭球部は全日本大学テニス王座決定試合で、男子部は現在15連覇(2019年)を達成しており、私は14連覇を達成した時の主将だった。 この文章は、私が主将を務めた1年間の記録と、主将を行なっていた中で私が感じていたことを忘れないうちに形に残したいと思い、作

          全国13連覇中のテニス部のキャプテンを任された話