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小説『十字架の女』から読み解く、人類の運命を決める選択と行動とは。

小説『十字架の女』はフィクションだけど、
今後の人類の選択と行動で
「現実」になるかも・・・

みなさん、こんにちは。SHOJIです。
今回は、ちょっと趣向を変えて、フィクションの小説をもとに、
現実の世界について考えてみたいと思います。
この小説『十字架の女』は大川隆法氏の著作で、
既刊3000冊以上ある中でも珍しい本です。
宗教家である大川氏が、なぜ小説を書いたのか、
疑問に思う方は多いでしょう。
それも、①②③と、シリーズで三冊出版されています。
そして、この本は、大川氏がこの世を去る一年前に書かれた本なのです。
その事実とこの本の内容が密接に関係しているように、
ぼくは感じています。
だから、じっくり読み込んで、わかった事、考えた事を
みなさんにお知らせしたい。
なので、そんなもん「知らん・要らん・興味ない」という人は、
「さようなら」です。

では、まず例によって、
この本の要点を引用・抜粋・ピックアップしてみます。
あ、今回は小説なので、ネタバレするかと思われますが、
かまわずやってみます。
それと、この小説について著者が語った「対談本」も併せて表記します。
これは、書店売りではなく、
「宗教法人幸福の科学」刊 で発表されたものです。


小説『十字架の女』に込められた
「真意と神意」。

  • 宗教から小説を世に問うことの意義について。
    教えとしての本は出しているが、「宗教」となったら、もうその拒絶感で入れない方もいるから、小説仕立てで書きながら、ときどき考える材料みたいなのを挟み込むというか提供しながら、「ちょっと、そのあたりから入れませんでしょうか」というアプローチを試みた。

  • この小説は刑事もので殺人事件も絡んでいる。今まで扱っていない領域であるが、この世的唯物的実証とは別の「霊的視点」「神仏から見た視点」心の問題に焦点を当てた。宗教的に、犯罪心理を探れば「悪霊憑依」の現象は、非常に大きな問題で、無視できない。

  • この事件の真相解明には、「信仰心」が鍵になる。そこが、キーワードの一つ。

  • この世を生きる人間には、二種類しかいない。一つは、自分には魂が宿っていると考える人間。もう一つは、肉体こそ自分で、魂だとか、心だとか呼ばれるものは、脳や神経の作用だと「信じている」人間だ。

  • 「死と復活」が示す、宗教の本質的なテーマ。
    「復活」がなされるためには、必ず、その前に「死」がなければ復活はありえない。どういうかたちで死ぬかは分からないが、「人は必ず死ぬ」ということを通して、要するに、宗教はこの世からなくならない、絶対に。ところが、死がなければ、宗教もなくなる可能性はある。なぜなら、永遠に死なないなら、現世利益以外は要らなくなるから。

  • 十字架を背負った者の「天命」について。
    普通の人間が持っていないような極端な何かの〝才能〟がある人は、その才能は武器でもあるし、長所でもあるし、成功のための道具でもあるけれども、〝十字架〟でもある。
    小説の主人公は「十字架の女」だけれども、まあ、ある意味で私でもあるわけです。十字架とは受難でもあるけれども、大いなる「しるし」であり、「神の御業のしるし」でもある。だから、「不幸」と「幸福」が一緒になっている。十字架を背負ったがゆえの不幸はあり、捨てなければいけないものは絶対出てくる。こういうことは、使命ですから、天命として出てくる。

  • 主人公を通して「信仰」、「聖女とは何か」を問いかけ、真の女性の美しさを描いている。
    主人公アグネスのセリフ【いろんな方々の念いと行いが未来を創造するので、私一人では分かりません。でも建国以来の危機であることは間違いありません。】【私は、一度死んだ命を復活させて頂いた身。自己保身にはしらず、不惜身命で生きるつもりです。】【いえ、主なる神は、銃弾に当って死んだ私を、天界の玉座に迎えた上で、復活を許されました。イエスの時も十字架の後の『復活』こそキリスト教の中心なのです。人間は『経験』をしますが、神は『創造』をなさいます。】【私はいったん死んだ身です。魂の復活なので、人々に、霊的生活と神の創られた本物の世界を教えるのが仕事です。私を誘惑しても無駄よ。私はもうイエスの花嫁になっているし、天なる父の娘なんですから。ベルゼベフの誘惑に屈するぐらいなら、私も十字架の上で死ぬ方を選びます。十字架の女が、十字架の上で死んで何が悪いんですか。】【私の信仰は揺らぎません。私は死者の魂を救い、生者の魂を救います。ミサイルで肉体の身は殺せても、聖なる魂は殺せません。人類の危機の時は、また、神の奇跡の時でもあります。主とイエスと、このアグネスは一体です。】

  • 人間としてこの世に生きている間は、世界は永遠に続くような気持ちでみんな生きていると思います。この世界が永遠に続くと思って、「自分の個性が十分に発揮できて、楽しい生き方ができたらいいな。死んだあと、どうなろうと関係ない」という感じでだいたい生きているだろうと思うのですが、神の目から見れば、「過去、いろいろな文明を起こして、また滅ぼしてきたのだ。起こしもし、滅ぼしもしてきたので、どこかで、『この文明の終わり』と判断する時期が来る。ターニングポイントは来るのだ」ということです。そして、「どのあたりでターニングポイント、文明を滅ぼすポイントに入るのか」ということを、ある意味で暗示しているとは言えると思います。

  • あくまでも霊界世界のほうが「実相の世界」で、神様がいるところのほうが「本当の世界」であるのに対し、この世の世界は「仮想世界」であり、今、バーチャルリアリティー、〝ゲームの世界〟をつくろうとしているけれども、「この世界自体がバーチャルリアリティーで、肉体に宿って、ゲームをやっているような世界なんだ」というところを知っていないといけません。

  • 「予言書」ないしは「黙示録」として書くべきものではあるのだけれども、あまりに怖ろしく、なかなか書きにくいところがあるので、小説というかたちで書かせていただいた。「小説だからフィクションなんだろう」と思って、何となく、読んでも、そのあと気持ちよく眠れるという範囲にしておきました。どこまでがリアリティーがあって、どこまでがフィクションかは、読む人の主観によると思いますが、もしかしたら、小説で描かれていることは、これからもうちょっと時間がかかって起こることかもしれません。神の一日は人類の千年であったり、千年が一日であったりすることもありますので、「これからゆっくりと起きるようなことを今年、来年ぐらいまでに凝縮したらどうなるか」というかたちで言っているかもしれないということです。

  • なぜこの本を書いたかといえば、「神と信仰というものを取り戻さないと、いかなる『この世的な法律による政治形態』とか『国民を統治する形態』をつくろうとも、結局は、やはり虚しいことになりますよ」ということで、「神と信仰を取り戻すことが必要だ。それを認識させるための本でもある。

  • 「地球人類の起源」「これから未来に体験すること」が書かれた小説。

  • 過去の文明が、滅びたり新しく起きたりを何回も繰り返しているけれども、それができた理由というのは、「宇宙の体系自体はがっしりとしていて、地球は一つの実験星として本当に多種類の宇宙人をいっぱい取り入れて、いろいろな文明実験をやっていたから、こういうことが許されたんだ」ということもよく分かる。

  • 「諸行無常」「諸法無我」のところの意味が、実は宇宙旅行までつながっているということですね。釈迦の教えの三法印のなかはね。「涅槃寂静」は、もしかしたら他の惑星に行ってしまったという話かもしれないというところです。そのへんの意味を書いてあるところはあります。

  • みなさんには、「はるばる二百三十万光年の彼方から文明を移植して、地球文明をつくろうという奇特な存在がいて、やっているんだ」ということを、どこかで分かっていただけるとありがたいかなと思っています。それは、この世のつくられたいろいろな制度、まあ、「民主主義だ、法治主義だ、何々だ」といっぱいあるかもしれないけれども、「そんなものを超えた世界から来ているものもあるんだ」ということを、一つ知っておいてほしいなというふうに思います。

  • 「地球には母星がある」ということを明らかにしたので、「母星から見て、この地球の進化・発展は正しいかどうかという目では見られているんだということは知ってほしい」ということですね。

  • 「創造主でエル・カンターレという神がいる」今までの考えで言えば、粘土をこねて創ったか、砂というか泥から人体を創って分けたのが「造物主」というような感じでいわれていたけれども、この本で見たら、「造物主」、「創造主」というのが、もっともっと大きな背景を持っているということです。今は、ビッグバンから百三十八億年といわれているけれども、私は、実際はもっと長いと言ってはいるのです。「この歴史を語れる人がいるということはどういうことか、知ったほうがいい」ということですね。

  • 父なる神「エル・カンターレ」のセリフ【アグネスたちよ、今回の使命はここまででよかろう。宇宙を善悪の二元で競わせて、人類に悪を捨て、善を選び取り、智慧を獲得するように仕組んだのは私だ。そして、善悪の戦いは、宇宙が進化する限り、終わらない。しかし、私はその過程で、数多くの救世主や大天使たちを育ててきた。一緒に帰るがよい。】

  • 小説『十字架の女』のラストシーン【こうして七夕の夜は、神が地上に降誕した記念日となった。アグネスは人々に「主なる神エル・カンターレを愛しなさい。」と第一声を発した。深く実感がこもった言葉であった。(完)】

小説『十字架の女』は、
フィクションだけどリアル。
人類の運命は、今後の行動がキーポイント。
現在進行形で、この世の世界は動いている。

さて、いかがでしょうか? みなさん!
さあ、これに対して、どう答えるかです。
まあ、よくわからないというのが、普通だと思います。
これ、ほんと、突拍子もない物語なんですよ。

あらすじを言えば、主人公の少女アグネスが、ある日、4人の暴漢に強姦されて、ショックで自分が誰かもわからい記憶喪失になっていて、同時に超能力が備わって、気づいたら、キリスト教の教会に助けられて、シスターになって、そこを追われて、さまよって、また強姦されそうになったけど、超能力でその相手は皆死んじゃって、殺人事件として警察に調べられて、そしたら、世の中がどんどん「混乱状態」になってきて、世界中で戦争も始まって、日本では警察と自衛隊がアグネスの超能力を目当てに争奪戦になって、それに巻き込まれたアグネスは銃弾で死んで、天国・霊界に行って、「神」の御業で復活・生き返って、地上の戦乱・天変地異を止めようと力を尽くしたが及ばず、地球の文明は壊滅状態になって、今度はUFOに乗って宇宙に行って、宇宙人に会って、主なる神「エル・カンターレ」の教えを受けて修行していて、その頃、地球は新たな地殻変動で新大陸が浮上して、僅かに生き残った人類が始動しはじめて、すると、天上からムー大陸の上空へアグネスがUFOで降りてきて、新たな文明をひらくために、「救世主」として帰還・降臨するっていう、奇想天外なストーリー。

こういう信じられないような話なんです。でも、小説ですからね。何でもありです。しかし、ぼくは無視できないんです。
まず、この小説は、今、現代の社会状況が、そのまま描写されていて、リアルタイムで起こっている日々の出来事やニュースと並行してることです。北朝鮮は、弾道ミサイルを撃ち続けているし、ウクライナ戦争、中東、世界の戦乱は現在進行中です。核戦争、第三次大戦の危惧は日増しに大きくなっています。そんな中で、わたしたちはどう対処したらいいのか。できることはあるのか。ただ、傍観して、社会情勢の成り行きに任せるのか。政治的な問題は山積し、経済も世界情勢と連動しているし、日本人ひとり一人の生活だって、毎日、いろいろありますよね。

そうした中で、このまま、現状の「平和」な日々が続いて、個人的な自己実現と健康で平穏な人生を過ごせればいい。と、みんな願って生きてる人が大半かもしれません。が、しかし、未来はわかりません。また、今後きょうから刻々と日々確実に示されて1年1年、結果として出るわけですから。その一つの具体的なシナリオが、この小説なんですよ。「神」という存在がおられ、この地球人類があまりにも自己中心・人間中心の文明を推し進めてきた結果が、このストーリーの経過と結末な訳です。

では、この小説を読むメリットは何か、言います。
世界がこんな危機的状況になったら、もうどうしたらいいかわからなくなると思います。なので、事前にこの内容を知っておく事が、「心の安定」になるはずです。要は、何があっても、起こっても、驚かない、少なくてもパニックにはならない。「精神安定剤」の効果です。そして、ここで、すべての前提になってくるのが、神仏への「信仰心」なんです。これ失くしては、ありえない。ということは、人間ひとり一人が真摯に自らを振り返り、「心」を入れ変えることが必要なんだと、ぼくは感じます。人間の運命には二通りあって、一個人としての運命とその時代を共に生きる「共業」としての運命。この「共業」は、仏教的な意味合いを持ち、同時代人が背負う業(カルマ)の事です。「共同責任」みたいなものかもしれません。

では、この時代に生きているわれわれは、どう行動するのか。
基本的には、だれもが各々の生活において、自らのやるべき仕事を地道にやっていく。日々、コツコツと努力・精進する。これは、当然で、前提になります。次は、周りの人に関心を持って、何でもいいから何か人の役に立つ、助けになる事をする。「利自即利他」の精神です。そして、この社会環境が密接に個人の生活に影響する事を認識して、政治・経済の諸問題にコミットし、実践・参加する。こうして、やるべき事をやり、それぞれの個性を最大限に生かしながら、ベストを尽くす。全人類が力を尽くして、行動すれば、その「結果」は自ずと出ます。「今回の文明」の存亡は、それによって決まります。ぼくは、やるだけやります。みなさんがどうするかは、みなさん、一人ひとりが自分で決めてください。


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