亡き人からのプレゼント
人は亡くなったその後も、生きている人へ愛を贈り続けるという事についてお話させていただきます。
先日部屋を整理していると、某総合百貨店の商品券が出てきました。
その存在の事はすっかり忘れていたのですが、10年以上前に父がどこかで貰ってきたものをそのままお小遣いとして渡してくれたものでした。
父はそのその数年後には癌の再発で他界をしており、改めて優しい人だったなと思い出します。
そう言えば母の誕生日が近いこともあり、この商品券はそのまま母へプレゼントしようと思っています。
もちろん、父から貰ったものであることも伝える予定です。
今は亡き父から母へのプレゼントとして。
このように、人は亡くなってからでも生きている人へプレゼントを贈る事ができます。
もちろん物だけではなく、その人の意思や愛として届く事もあります。
亡くなった後も、残された人の心の中にずっと存在し続けていて、それこそ心の中で生き続けているのです。
「こんな時、あの人が生きていたらなんて言うかな?」
それを想像すると、その人の身体はそこになくとも何かしらのアドバイスをくれる事もあるでしょう。
もしもアドバイスが素直に受け取れない内容だったとしても、そこからまた何かに気がつく事ができるかと思います。
大切な人生の選択の場面に、重要な助言をしてくれる事もあります。
ぜひ、そのメッセージを受け取れる心の環境を作っていただき、受け取った時は、そのメッセージをしっかり感じてみてください。
最愛の人が亡くなってしまう事はとても悲しいです。
でも、その後は自分の身体の中という、これまでよりも近い場所から愛を贈り続けてくれているのです。
今日も素敵な人生をお過ごしください。
鈴木天尋
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