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幼稚園やめて転園しました②発達検査を受けて、療育先を決める

今日は、転園する前のB幼稚園での続きの話。
 
※今通っている園をA幼稚園、転園前の園をB幼稚園と表記しています。
 
 
----前回の話まとめ----
 
◆B幼稚園の2歳児クラスに4月に入園
◆2歳児クラス10月に「息子が自閉症かも」と指摘される
◆B幼稚園の対応に不信感を抱き始める
 
↓ ↓ 前回の話はこちら ↓ ↓ 

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年少に進級後、発達相談へ行くよう勧められる


 
2歳児クラスで息子が自閉症かもしれないと指摘され、一旦は様子見ということになった。
 
そして2歳クラスの3学期末に面談があり、担任に息子の様子を聞いたら、
 
 
―――「言葉が増えて、お友達とも以前よりコミュニケーションが取れるようになってきています」
 
 
と、言ってもらえた。正直、もっとひどいことを言われるかもしれないと構えて面談に行ったから、夫婦で少し拍子抜けした感じもあった。でもこの言葉に少し安心もした。
 
 
―――“息子は早生まれだし、発達がゆっくりなだけかも
 
 
息子はこの時、3歳1ヶ月(2月生まれだからやっと3歳!)
少しずつ息子のペースで成長してくれるのかな、先生方も見守ってくれるのかなと淡い期待をした。
 
しかし、この期待は1ヶ月後には裏切られることになった…。
 
 

年少に進級してすぐ4月の面談。
 
普段バス通園だったので、新しい担任との対面は初めて。
初めての面談では進級後の息子の様子を教えてくれた。
 
 
■集団行動が難しい
■一斉指示が通りにくい
■気持ちの切り替えが難しい

 
 
初対面の先生からこんなに息子のマイナス面を聞くことになるとは思わなかった…。面談をしていた教室内には息子もいたから、できるだけ泣かないようにと感情を抑えるのに必死だった。
 
 
 
実は、この頃パートの面接に受かっていて、今後延長保育を利用したいという事を伝えた。B幼稚園は延長保育は、親が仕事をしている家庭のみと限定されていて、その他の条件はなかった。面接を受ける前にB幼稚園に電話確認もしていたのに…
 
 
―――「息子君は延長保育は利用できません
 
 
と言われた…。息子ができないことが多くて先生が対応できないのが理由のようだった。延長保育の受け入れを拒否…?そんなことをされるとは予想もしていなかった。
 
 
そして、面談の最後に、ついにこう言われた。
 
 
―――「まずは自治体が行っている発達相談に行ってみませんか?
 
 
年少に進級して初めての面談で、担任とも信頼関係も築けていないうちから、こういう話を切り出すなんて…。担任も言いにくそうに、おそるおそる話す感じ…。なんとなく園長に圧をかけられて話しているようにも感じた。
 
 
このままB幼稚園に息子の事を任せるのは限界がありそうだし、私達夫婦もどうしたらいいのか分からなかったし、とにかくB幼稚園以外に相談してみた方がいいのかもしれないと思い始めていた。
 
 
あと、私のパートの問題。しばらくは幼稚園時間帯のみの勤務で大丈夫そうだけど、夏休みに息子を預けられないと仕事ができない。


0歳の娘は小規模保育園への入園はすでに決まていて、息子の預け先の問題だけが残った。無収入だと家計が厳しいので、なんとしてでも預け先を探さないといけないという局面に立たされた…。
 
 

年少6月に発達検査を受ける



夏休みから療育の利用を希望していることを自治体の子育て相談窓口に伝え、6月初めに発達相談で発達検査を受けられることになった。

 
当時住んでいたこの自治体では、発達相談で臨床心理士による発達検査を受けて意見書を書いて自治体に提出することで、療育(児童発達支援事業所)に行くための受給者証がもらえるということだった。

 
「息子が自閉症かも」とB幼稚園から聞いて、いつかは病院に行って診断書をもらわないといけないと思っていて、それはハードルが高いな…と思っていたので、発達相談で発達検査を受けて受給者証をもらえる流れまで作ってくれるのならとありがたかった。
 
     
発達検査は、田中ビネー知能検査を受けた
詳しい数値はここでは伏せるが、後日もらった意見書には、
 
 
―――『自閉症スペクトラム圏内のお子さん

 
と記載されていた。はっきりと「自閉症」と断言されなかったから安堵感もあり、でも「圏内」に位置している、いわゆるこれが発達グレーゾーンなのか…と、はっきりと分からないことに複雑な気持ちにもなった。
 
 
また、検査後にその臨床心理士と話す時間があり、B幼稚園での息子の現状や先生方の対応を説明し、B幼稚園の考えや方針に不信感や不満があることも伝えると、
 
 
―――「息子君のようなお子さんに理解がある幼稚園に転園するのもひとつの手」
―――「まずは幼稚園で先生と信頼関係を築くことから」
―――「ほめると嬉しそうだったので、ちょっとした工夫でできることが増えていく」
 
 
などと前向きな意見をもらい、今後息子と向き合っていく上でとても参考になった。そして、今のB幼稚園にはこの臨床心理士が言うような息子にとっての望ましい環境はないとも感じた。ただ、これからB幼稚園の対応が少しでも変わってくれたらという期待もあった。
 
だけど、もしB幼稚園の対応が変わらなければ、これから先に転園という選択もある…とも考えるようになった。
 
 

療育先を決める



受給者証が交付されるのを待つ間に、療育園(児童発達支援事業所)に見学に行き、夏休みから通所することを決めた。
 
 
ここは自治体からもらった療育園のリストから、自分でネット検索からホームページとSNSを見て印象が良く、夏休みの預かりに空きがあるという条件にも合った。
 
見学に行った時に、今までの幼稚園でのことを話すと、
 
 
―――「お母さん、大変でしたね。よく頑張りましたね
 
 
とあたたかい言葉をかけてくれた…😭✨
 
 
―――“この先生、話しやすい…”
 
 
と思った。B幼稚園では園長や先生と気を張って話していたからそれが普通だと思っていたけど、この療育の先生には素直に自分の気持ちが話せた。
 
 
―――“こういう人に息子を見てほしい…!
 
 
と私の直感が働いた。活動を行う教室が一室のみでそこまで広くなかったけど、その雰囲気がいい意味でお友達の家に遊びに来たというようなアットホームな感じがあって、なんとなく息子が気に入りそうな気もした。
 
 
 
ここまでの話が年少の4月~7月に起きた事。
 
ここには書ききれてないほど、何度も悩んで、苦しんで、涙を流した…。
でもやっと療育につながったと、信頼できそうな先生に出会えたと安心できた。

 
 
次回は【 幼稚園転園の経緯③ 息子3歳(年少) 療育に行って急成長
】の記事をアップ予定。
 
また、読みに来てくれると嬉しいです😊

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