見出し画像

幼稚園やめて転園しました①幼稚園から自閉症かもと指摘される

今日は、息子が自閉症かもしれないと幼稚園から指摘を受けた時の事を振り返ってみようと思う。
 
転園する前のB幼稚園での話。
 
※これから分かりやすいように、今通っている園をA幼稚園、転園前の園をB幼稚園と表記します。



B幼稚園の2歳児クラスに4月に入園



当時2歳児クラス(年少より1歳下のクラス)に在籍していた息子。
2歳クラスは4月に入園、発達の指摘を受けたのは10月。

 
当時の家から一番近く、2歳児の空きもあると言われ、特に面接などなく願書を出せば入園できるという感じだったのでほぼ迷わず入園させた。

 
息子は2月生まれなので、入園当時はまだ2歳2ヶ月。
 
入園式では大勢の親子がいて落ち着かなかったのか、会場内をウロチョロと走り回っていたけど、その時の担任からは「まだ2歳だし、そんなものですよ~」と優しく声をかけてもらったので、その時はこの後幼稚園から息子が自閉症だと指摘されるとは想像もしてなかった…。
 

2歳児クラス10月に「息子が自閉症かも」と指摘される



入園式から時は過ぎて、8月には娘を出産。10月にたまたま夫婦と生後2ヶ月の娘を抱っこして幼稚園に息子のお迎えに行った時、

 
―――「お子さんの事でお話があります」

 
といきなり応接室に案内され、園長と副園長も登場。担任と主任の先生も同席で話が始まった。

 
―――「定期的に臨床心理士が園児の様子を巡回してお子さん達の様子を見ているのですが、息子君が自閉症かもしれないと聞いております」

 
と園長から言われた。

園長から「息子が自閉症」という言葉が出たことに驚いて、訳が分からず、その言葉に対して自分がどんな言葉を返したか覚えていない…。ただ、涙がボロボロと流れてきて、


―――“自閉症って何?”
―――“息子がなんで自閉症?”
―――“勝手に決めつけないでよ!”
―――“私たち親が悪かったの?”

 
疑問や不安、憤りや悲しみ、後悔などの感情がぐるぐる頭の中を駆け巡ってとにかく混乱していた。家では今まで息子に対して育てにくいとか一度も感じたことがなかったから。
 
ちなみに、自閉症を疑われたのは息子がお友達とおもちゃの取り合いなどの時に癇癪がひどくて泣きじゃくっていたからだという。

 
この時息子は2歳8ヶ月。
 
これまでの乳幼児健診でも特に何も指摘はされなかったし、家でもほとんど癇癪なんて起こしたことなかった。
 
ただ、息子にとっての妹である二人目が生まれたのが2ヶ月前だったから、息子も精神的に不安な時期なのかもとは思った。
 
この日は二人目出産から間もない事を考慮してなのか、しばらく様子をみましょうということで幼稚園からの話は終わった。
 
 
その時、クラス担任からはこう言われた。

 
―――「二人目のお子さんのお世話で大変でしょうが、息子君との時間もとってあげて下さい。YouTubeを見せていることが多いようなので、もっと絵本を読んであげて下さい」

 
確かに、YouTubeは見せていたし、当時息子がよくYouTubeで見聞きする歌を口ずさんだり、フレーズを真似したりすることが多かったから、担任からそう言われるのは仕方がないかなとは思った。

だけど、この時の担任の言葉は当時の私には自分を責められているようですごくつらかった…。YouTubeの見せすぎで自閉症になってしまったのかとネットでも検索してしまったほど。

今ならそれは間違いだと分かっているけど、何の知識もない親にこう言い放った担任が信じられない。

 
A幼稚園に転園してからはっきり分かったが、B幼稚園には自閉症についてそもそも知識がなかったし、発達障害の子供への対応は乏しく、療育への理解もなかった。だから絵本を勧めるくらいしかできなかったんだと確信した。
 
 

B幼稚園の対応に不信感を抱き始める


こうやって幼稚園から息子が自閉症かもしれないと初めて指摘を受けた時のことを振り返ってみると、

 
親の心構えができていない時にいきなり子供に障害があるのではないかと指摘を突きつけたことに対して、事前に面談など時間を設けて話があると予告もできたのでは?と思ったり…
 
親への子供への関わり方のアドバイスとして、絵本を強く勧めたことに対して、(当時の息子は絵本はあまり興味がなかったのもあり)絵本に限らず他の遊びを勧めてくれても良かったのでは?と思ったり…
 
 
親子に寄り添った言動が取れていない…と不信感を抱き始めていたのがこの頃だったなと思う。
 
 
どちらも親が追いつめられるようなやり方や言い方。この日以来、園長・副園長、担任にすら顔を合わせたくなくなり、ほぼ毎日バス利用で登降園するようになって、B幼稚園と私たち親子の交流は減っていった。先生達に会えば、また息子の事で何か言われそうで怖かった…。
 
こんな感じでこの頃にB幼稚園へ抱いた不信感は、A幼稚園に転園する約1年後までずっと払拭しきれずに続いていくことになる…残念ながら。

 
 
次回は【 幼稚園転園の経緯② 息子3歳(年少) 発達検査を受けて、療育先を決める】の記事をアップ予定。
 
また読みに来ていただけると嬉しいです☺


この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?