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羽根をもがれた鳥にならないために

羽毛布団やダウンのために、羽をもがれた鳥はどうなるか知っているだろうか?

ふと気になって調べてみた。

基本的に食用になるそうだ。フォアグラや、美味しいお料理に変身する。

1枚の羽毛ふとんを作るのにシングルサイズで約100羽前後の水鳥が必要となるらしい(知恵袋情報)想像しただけで恐ろしいが、結局私達は、その恩恵にあずかっている。

羽は、人の衣服となり、肉は人の命の糧となる。ひとつとして無駄がない。それは、その目的のために存在しているからだと思う。

じゃあ人間はどうだろうか。同じ地球上の生物として目的や存在意義は必要だろうか。
私はそうは思わない。

羽をもがれた鳥は、病院にもたくさんいる。

脳梗塞などにより身体の一部が麻痺してしまった患者様、様々な事情で一部を切断した患者様などたくさんの羽をもがれた鳥が自分の病棟に入院している。

病院の鳥達は、自身の存在意義を自分で勝手に決めつけてしまうために羽をもがれたようになってしまう。人間なら別の羽を生やす方法を考えられるのに。

私は必死で生きていれば、存在意義なんて後からついてくると思っている。例え何もできない体になっても、生きているだけで誰かの力になれることがあると思ってる。簡単なことじゃないけど。

私は時間がかかっても羽がはえてくるのを毎日見守っている。

明日も誰かの背中に羽がはえてきますように。

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