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5/30 ジャイアンツ戦観戦記

交流戦初戦となったこの試合。
声出し応援も可能になったことから、それぞれのリーグの意地とプライドのぶつかり合いに、緊張感が走ることだろう。

白と橙のコントラストが目を惹いた試合を、イベントごとにレポートしていこうと思う。

外周ボールパークステージ

3連戦のうち本試合のみであったが、ジァイアンツ公式パフォーマンスチームであるVENUSと、マスコットのジャビットがマリンスタジアムに来場し、試合前のステージを大いに盛り上げた。

ボールパークステージでのパフォーマンス披露は、実に8年ぶりとの事。
世界的なコロナウイルス蔓延による活動自粛やスケジュールの影響から、久しぶりとなったボールパークステージ出演に、観客からも温かい声援が送られた。

VENUS Stageで自身のタオルを振るジャビット
2つのパフォーマンスチームのコラボは圧巻の一言

試合前

試合前、交流戦特別対決として、各チームの走力自慢のファンが集い、外野を大きく使用したリレー対決が行われた。

初めはマリーンズチームが優勢であったが、徐々に差を詰められたことで焦ったのか、サードベースへ向かう途中で走者が転倒。その間に颯爽とジャイアンツチームが抜き去り、そのままゴールテープへと飛び込んだ。
レース終了後はお互いの健闘を讃え、両軍のファンに手を振る様子が印象的だった。

試合展開

ジャイアンツはオープナー制度を導入し、先発はリリーフで登板している平内。一方マリーンズは、現在(6/1時点)チーム勝ち頭である西野。

2回、キャッチャー田村が放った大きな打球は、そのまま多くの自軍のファンが詰めかけたライトスタンドへ吸い込まれ、先制点を挙げた。
4回に怪我から復帰した山口が、3回から代わったジャイアンツのピッチャー、髙橋のストレートを弾き返し、さらに追加点を入れる。

追加点となるソロホームランを放った、山口(写真:右)

何とか反撃したいジャイアンツは7回、岡本の2ベースで出塁すると、次打者大城のファーストゴロの間に3塁へ進む。チャンステーマであるGフレアをバックに梶谷が打席に立ち、西野のフォークを巧く拾うとサードを超え、ランナーが帰還。勝ち越しへ希望を繋ぐ1点を奪取した。

8、9回とマリーンズは勝ちパターンである、澤村、益田を投入。特に古巣との対決となった澤村がマウンドに立った瞬間は両軍共に、動揺と歓喜が入り混じった最高潮の盛り上がりを見せた。
その後は互いに追加点を許さず、痺れる試合は2-1でマリーンズに軍配が上がった。

勝利のハイタッチ

印象的だった一コマ

9回表、2アウト。
あと1つ、アウトを取ればゲームセットという場面。

ジャイアンツベンチは、前のイニングで代走として出場した重信に代打を送り、中田翔。
そのコールに、場の空気がガラッと変わった。

かつてパリーグを代表した強打者の登場に、ジャイアンツファンから逆転を信じた大きな声援が送られた。
初球、益田の150kmを超えるストレートは僅かに外角へ外れ、ボール。その1球に球場全体がどよめいた。
放たれる1球1球にファンは固唾を呑んで見守り、2ボール2ストライクとなった5球目。空振りを狙ったワンバウンドの変化球にバットが空を切ると、マウンドの益田は雄叫びを上げた。

ガッツポーズを魅せる、益田

終わりに

今年も交流戦が幕を開けた。
リーグ戦とは異なった雰囲気や、普段行くことのない球場は小旅行の様な楽しみがある。

勿論勝敗にも大きく関わり、リーグ戦外の試合となるため勝利数を大きく伸ばし、逆転を狙えるボーナスタイムでもある。


疲労が溜まってくる前半戦後半。
チーム全体の踏ん張りが、カギとなってくるだろう。

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