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2023年11月13日 与謝野町山添町長

こんにちは!
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の阿部拳太です!
 
私たちは地方創生・新規事業創造ゼミに所属しており、日本の地域の町づくりをテーマにゼミ活動を行っております。

現在、ゼミ生が14名で構成されており、各自自分のフィールドを持ち、自分の地域に新たな価値を提供できるよう、日々活動を行っております!
 
このゼミでは、地域で活躍されているプロフェッショナルをゼミにお招きして講演をしていただくことや中小企業のデータを参考にしながら自分たちで改善案を考え、ゼミ内でディスカッションを行っています。
また、日本各地へフィールドワークにもたくさん行き、現地での学びも定期的に行っております!
今回のゼミは、ポップ畑、天橋立、kuska fabricと地域の伝統産業を活かしながら、新しい街づくりブランディングを進めている与謝野町町長山添藤真さんにお越しいただきました。

左:ゼミ生 右:山添斗真さん

ゲスト紹介

現与謝野町長 山添 藤真さん

今回のゼミのゲストは、京都府与謝野郡に位置する与謝野町長の山添藤真さんにお越しいただきました!

山添町長は高校卒業を機に一度パリの建築大学に入学されました。
その後は、日本に戻り、政治の道に入ることを決意され、与謝野町議会議員選挙に立候補し初当選されました。
この選挙では、当時はかなり苦しく本当に周囲の方々の支えがあったからこそ当選できたと語っていただきました。
最初はご両親にも選挙で立候補することは伝えないまま選挙に進まれ、反対はされたものの、山添さんの堅い意志があり、その結果、徐々に周囲の信頼と期待を獲得していきました。

京都府与謝野町とは?

京都府に位置する与謝野町は、自然の恵みと伝統文化が息づく魅力ある町です。
町の名前は、詩人で政治家でもあった与謝野晶子とその兄、与謝野鉄幹に由来しているそうで、古き良き伝統文化も大切にされ、茶道や着物、伝統工芸など、日本の伝統を感じさせる体験が豊富に揃っているそうです。
町の名産品は与謝野茶と丹後ちりめん。
与謝野茶は、豊かな自然環境が育む茶葉から生まれた風味豊かなお茶で、高い品質と香りが特徴です。
また、「ちりめん」と呼ばれる伝統的な絹織物の製造もこの町の有名な産業です。このちりめんは、絹糸を特殊な手法で加工し、独特の凹凸を持つ美しい織物で、着物や小物など、地元の職人が手がけるちりめん製品は、伝統の技術と美しさが世界各国で高い評価を得ているそうです。
そんな日本の伝統的な文化が今でも残っているこの町に足を運んでみたいですね。

政治と建築は切っても切り離せない。

今回、山添町長の大変印象的だったことは「政治と建築は切っても切り離せない」というお言葉でした。

自分は一見、政治と建築は別物だと考えていましたが、「建築を学ぶことは、建設やスキルを学ぶのではなく、建築を通して見える社会の見え方を学ぶことです。」
とおっしゃっており、確かに振り返ってみれば各地域の街並みはその地域の人が作り上げたものだと気づきました。
建築も政治も同じように、長い年月をかけて、たくさんの人が関わり、作り出したもの。そして、それはその地域ならではの文化や風土を象徴しているのだと知りました。

一見関係ないと感じるものでも、歴史的背景やその深い概念まで掘り下げていくことでどこかでつながっている。物事は点と点があり、それは深いところでは線になっていることを考える大変貴重な機会でした。

今日のゼミの学び

今回の山添町長のお話を聞いて、自分のやりたい軸をしっかりと持ち、それをまずは自分自身が信じることを学びました。どんなに苦しい状況でも自分自身を信じ、戦うことから逃げないこと。そして、周囲を巻き込むこと。この2点が改めて社会を動かす原動力になっていると感じます。自分もアントレプレナーシップ学部に所属しており、事業をする上で壁に当たってしまうことも多いですが、今回の山添町長の言葉を大事にして今後も邁進していきたいです。
改めて、この度は貴重なお時間をいただきありがとうございました!
今後も引き続きよろしくお願いいたします!

執筆 阿部拳太


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