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【暮らし】「フランス人は10着しか服を持たない」。日本はどうだろう?

フランス人には10着以上、服を持つ人は少ないらしい(上着や靴や下着などを除いて)。
1週間のうちに同じ服を2回着ていることは珍しくなく、フランス映画を見ていても登場人物の服はそんなに変わらないらしい。

日本ではどうだろうか?。
ジェニファー・L・スコット氏の著書「フランス人は10着しか服を持たない」を読んで感じたことと、日本との比較を交えて書いていこうと思います。

なぜ10着しか持たないのか?

まず本を読んで思ったことは、
「シンプルで良い!大賛成!」ということ。

次に思ったのが、
「10着しか持たないのは良いけど、それはどうしてだろう?」ということでした。

例として扱われているのはホームステイ先のパリに住むホストファミリーで、割と裕福そうな感じなので、みんながみんな当てはまるという訳ではなさそうです。

読み進めていく中で、自分の疑問に対して出した回答は、「今に集中しているから」というものでした。

今の自分にとって、その服は大切なのか、自分に似合っているのか、自分らしさを表しているのか。などの問いを立てて、本当に大切な服を選んで、そうでない服を捨てれば、自然と10着以上にはならない、ということなのかなと思いました。

服が多いと迷いがち

この本を読んでいて、確かに普段朝起きて着替える時に、服が多いと何を着ればいいか迷いがちだなと思いました。特に大事な日であれば、それに合わせて慎重に服を選んで、更に時間がかかってしまう経験、ありますよね。

Apple創業者のスティーブ・ジョブズが毎日タートルネックにジーパンを着ていたのは有名な話ですが、服を選ぶという時間と判断力を省略することで得られるリターンは確かにあるようです。

そこまでいくと極端ですが、服が多いことは想像しているよりも、脳のリソースを使っているのかもしれません。

日本ではどうか

周囲や世間の雰囲気的に、10着以下しか服を持たない人は少ないのではないかなと思います。

なんとなく、日本は手頃な価格で気に入った服を何着もどんどん買っていき、捨てるのがもったいなくて溜まっていく。という現象がある気がします。

2020年のファッションEC市場規模のランキングを見てみたいと思います。

1位は中国、次にアメリカとイギリスが来て、4位が日本になっています。中国が2,350億ドル、アメリカが1,120億ドルに対して、日本は209億ドルの市場規模だそうです。

ECの市場規模なので、高齢者がECを使うかどうかや、人口に対する実店舗の数なども考慮すると、数字は変わる可能性がありますが、2020年時点では上記の通りだったようです。

ちなみにフランスはというと、7位で145億ドル。フランスの人口が日本の約半分なことを考えると、意外と市場規模が大きいのですが、もったないマインドで手頃な価格で沢山買うというよりは、気に入ったものを高くても買う、というのがありそうなので、単価が高いのかもしれません。

服が多い生活と、少ない生活、皆さんはどちらがいいでしょうか?。

以上、「フランス人は10着しか服を持たない」。日本はどうだろう?。でした。

ありがとうございました!

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